土曜日、 「いや、参った。びっくりするほど、面白い」 前野ウルド浩太郎著『バッタを倒しにアフリカへ』(光文社) この本を読み終わっての感想である。 バッタの研究をしにアフリカのモーリタニアに訪問&滞在していた著者の実体験が記録されている本である。 一回もアフリカ大陸には足を踏み入れたことはないのだけれど、まるで自分も一緒にモーリタニアに行っているかのような、そんな旋風に巻き込まれるような読後感だ。 この本の存在自体は前から知っていた。ただ、一番やってはいけない、タイトルだけ見て読まないと判断する、という愚行によって読むことを避けていた。 前に感想を書いた『はずれ者が進化をつくる』稲垣栄洋著(ち…