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モーリス・ラヴェル

(音楽)
もーりすらう゛ぇる

(Joseph-Maurice Ravel , 1875年3月7日 - 1937年12月28日)
『スペイン狂詩曲』やバレエ音楽『ダフニスとクロエ』、バレエ音楽『ボレロ』の作曲や『展覧会の絵』のオーケストレーションでよく知られたフランスの作曲家。バスク系フランス人

ピアノ作品

グロテスクなセレナード(Sérénade grotesque, 1893年頃)

自筆譜では単に「セレナード」という題である。

耳で聴く風景(Les sites auriculaires)
ハバネラ(Habanera)

ドビュッシーが「グラナダの夕べ」に盗作したのでは、と物議を醸した作品。後にオーケストレーションして「スペイン狂詩曲」の第3曲に使われている。

鐘の鳴るなかで(Entre cloches)

口絵(Frontispice)
古風なメヌエット(Menuet antique, 1895年)
亡き王女のためのパヴァーヌ(Pavane pour une infante défunte, 1899年)
水の戯れ(Jeux D’Eau, 1901年)
ソナチネ(Sonatine, 1903年〜1905年)
中庸の速さで(Modéré)
メヌエットの速さで(Mouvement de menuet)
生き生きと(Animé)
鏡(組曲)(Miroirs, 1904年〜1905年)
蛾(Noctuelles)
悲しい鳥(Oiseaux tristes)
海原の小舟(Une barque sur l'ocean)
道化師の朝の歌(Alborada del gracioso)
鐘の谷(La vallée des cloches)
夜のガスパール(Gaspard de la Nuit,1908年)
オンディーヌ(Ondine)
絞首台(Le Gibet)
スカルボ(Scarbo)
マ・メール・ロワ(組曲)(Ma Mère l'Oye,1908年〜1910年)
眠りの森の美女のパヴァーヌ(Pavane de la belle au bois dormant)
親指小僧(Petit Poucet)
パゴダの女王レドロネット(Laideronette, Impératrice des Pagodes)
美女と野獣の対話(Les Entretiens de la Belle et de la Bête)
妖精の園(Le Jardin Féerique)
ハイドンの名によるメヌエット(Menuet sur le nom d'HAYDN, 1909年)
高雅で感傷的なワルツ(Valses nobles et sentimentales, 1911年)
モデレ(Modéré - Très franc)
アッセ・ラン(Assez lent)
モデレ(Modéré)
アッセ・ザニメ(Assez anime)
プレスク・ラン(Presque lent)
ヴィフ(Vif)
モワン・ヴィフ(Moins vif)
エピローグ、ラン(Epilogue)
ボロディン風に(A la manière de Borodine, 1913年)
シャブリエ風に(A la manière de Emannuel Chabrier, 1913年)
前奏曲 イ短調(Prélude, 1913年)
クープランの墓(Le Tombeau de Couperin, 1914年〜1917年)
前奏曲(Prélude)
フーガ(Fugue)
フォルラーヌ(Forlane)
リゴドン(Rigaudon)
メヌエット(menuet)
トッカータ(toccata)
パレード(Le parade, 1896年)
メヌエット嬰ハ短調(Menuet en ut dièse, 1904年)

協奏曲

ピアノ協奏曲ト長調(Concerto pour piano et orchestre, sol majeur)
アレグラメンテ(allegramente)
アダージョ・アッサイ(adagio assai)
プレスト(presto)

もともとはバスク風協奏曲として計画されていたもの。

左手のためのピアノ協奏曲(Concerto pour la main gauche)

第一次世界大戦で右手を失ったピアニスト、パウル・ウィトゲンシュタイン(哲学者として知られるウィトゲンシュタインの兄)の依頼によるもの。ジャズの影響が色濃い。

管弦楽作品

スペイン狂詩曲(Rapsodie espagnole,1907年)
夜への前奏曲(Prélude a la nuit)
マラゲーニャ(Malagueña)
ハバネラ(Habanera)
祭り(Feria)
マ・メール・ロワ(組曲:ピアノ曲からの編曲、1912年)
クープランの墓(組曲:ピアノ曲からの抜粋編曲、1919年)
前奏曲(Prélude)
フォルラーヌ(Forlane)
メヌエット(Menuet)
リゴードン(Rigaudon)
亡き王女のためのパヴァーヌ(ピアノ曲からの編曲、1910年)
古風なメヌエット(ピアノ曲からの編曲、1928年)
『シェエラザード』序曲(Ouverture 'Shéhérazade')
海原の小舟(Une barque sur l'océan)(ピアノ曲からの編曲)
道化師の朝の歌(Alborada del gracioso)(ピアノ曲からの編曲)

オペラ

スペインの時計(L'heure espagnole)

1幕のオペラ。時計屋の女房に言い寄る男たちをコミカルに扱った歌劇。

子供と魔法(L'enfant et les sortilèges)

'子供と呪文' という場合もある。2幕のオペラ。

バレエ音楽

ボレロ(Boléro, 1928年)

ラヴェルの作品の中で最も有名な曲である。

ダフニスとクロエ(Daphnis et Chloé, 1909年-1912年)

合唱付きの全曲版、および合唱の無い全曲版から抜粋した第1組曲、第2組曲がある。

ラ・ヴァルス(La Valse, Poème choréographique, 1919年-1920年)
マ・メール・ロワ(全曲版)

ジャック・ルーシェの依頼によるバレエのための編曲。組曲版とは順番が違い、前奏曲と間奏曲が付加され、全体が続けて演奏される。1912年に初演。

前奏曲(Prélude)
第1場: 紡ぎ車の踊りと情景(Danse du rouet et scène)
第2場: 眠りの森の美女のパヴァーヌ(Pavane de la belle au bois dormant)
第3場: 美女と野獣の対話(Les entretiens de la Belle et de la Bête)
第4場: 親指小僧(Petit poucet)
第5場: パゴダの女王レドロネット(Laideronnette, impératrice des Pagodes)
アポテオーズ: 妖精の国(Le jardin Féerique)

高雅で感傷的なワルツ(アデライド、または花言葉)(ピアノ曲からの編曲、1912年)

室内楽曲

遺作のヴァイオリンソナタ(1897年作曲、単一楽章)
弦楽四重奏曲ヘ長調
序奏とアレグロ(Introduction et allegro)
ピアノ三重奏曲イ短調
フォーレの名による子守歌(Berceuse sur le nom de Gabriel Fauré)
演奏会用狂詩曲『ツィガーヌ』(Tzigane)

ヴァイオリンとピアノ・リュテアル(またはピアノ)のための作品。ヴァイオリンと管弦楽にも編曲された。

ヴァイオリン・ソナタ
ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
ドビュッシーの墓(トンボー)(Le tombeau de Claude Debussy) - ヴァイオリンとチェロのためのソナタの第1楽章となった。

声楽曲

暗く果てしない眠り
聖女(Sainte)
クレマン・マロのエピグラム(2 Epigrammes de Clément Marot)

クレマン・マロの2つの風物詩とも。

私に雪を投げるアンヌへの(D'Anne qui me jecta de la neige)
スピネットを弾くアンヌへの(D'Anne jouant de l'epinette)
シェエラザード(Shéhérazade)
アジア(Asie)
魔法の笛(La flûte enchantée)
つれない人(L'indifférent)
おもちゃのクリスマス(Le Noël des jouets)
5つのギリシア民謡(5 Mélodies populaires grecques)
博物誌(Histories naturelles)
くじゃく(Le paon)
こおろぎ(Le grillon)
白鳥(Le cygne)
かわせみ(Le martin-pêcheur)
ほろほろ鳥(La pintade)
ハバネラ形式のヴォカリーズ(Vocalise-étude en forme de habanera)
草の上で(Sur l'herbe)
トリパトス(Tripatos)
民謡集(4曲; Chants populaires)
スコットランドの歌(Chanson écossaise)
ステファヌ・マラルメの3つの詩(3 Poèmes de Stéphane Mallarmé)
ため息(Soupir)
むなしい願い(Placet futile)
壷のなかから一飛びに躍り出た(Surge de la croupe et du bond)

ドビュッシーが同時期に、第1曲、第2曲と同じ詩に作曲している。

無伴奏混声合唱のための3つの歌(3 Chansons)
ニコレット(Nicolette)
3羽の美しい極楽鳥(3 Beaux oiseaux du paradis)
ロンド(Ronde)
2つのヘブライの歌(2 Mélodies hébraïques)
カディッシュ(Kaddish)
永遠の謎(L'énigme éternelle)
マダガスカル島民の歌(Chansons madécases)
ナアンドーヴ(Nahandove)
おーい(呼び声)(Aoua!)
休息-それは甘く(Repos-Il est doux)
ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ(Don Quichotte à Dulcinée)
ロマンティックな歌(Chanson romanesque)
勇士の歌(Chanson épique)
乾杯の歌(Chanson à boire)

もともと映画「ドン・キホーテ」の劇中歌として作られたが、映画では使用されなかった(イベールの曲が採用された)。

アリッサ(Alyssa)1903
アルシオーヌ(Alcyone)1902

合作

ジャンヌの扇(L'éventail de Jeanne)

ジャック・イベール、アレクシス・ロラン=マニュエル、アルベール・ルーセル、ダリウス・ミヨー、フランシス・プーランク、ジョルジュ・オーリック、フロラン・シュミット、マルセル・ドラノワ、ピエール・フェルーとの合作。そのうち1曲目のファンファーレを担当。

編曲

展覧会の絵(Tableaux d'une exposition; ムソルグスキーのピアノ曲を管弦楽編曲)
謝肉祭(1914年にヴァーツラフ・ニジンスキーの委嘱によりシューマンのピアノ曲を管弦楽編曲、ただし現在3曲[12]しか楽譜が残されていない)
夜想曲(ドビュッシーのオーケストラと女声合唱のための曲を2台のピアノのために編曲[13][14]。)
牧神の午後への前奏曲(ドビュッシーのオーケストラ作品を2台のピアノ用に1910年に編曲[14]。)
サラバンド(ドビュッシーのピアノ曲を管弦楽編曲)
舞曲(スティリー風タランテラ)(同上。1922年編曲[14]。)
華やかなメヌエット(シャブリエのピアノ曲を管弦楽編曲)

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