モルガン・グレンフェル

かつて存在したイギリスのマーチャントバンク。1920年代の欧州復興で重要な役割を果たした。
アメリカの銀行家ジョージ・ピーボディーが1838年に設立した自身の銀行のロンドン支店を前身とする。
1854年ジューニアス・スペンサー・モルガンがパートナーとして参加してピーボディ・モルガン＆カンパニーが設立された。
1864年にジューニアスはピーボディの事業を完全に譲渡され、会社名をジューニアス・スペンサー・モルガン＆カンパニー（JSモルガン商会）と改称した。
1904年ロスチャイルド一族のエドワード・グレンフェルがパートナーとなり、1910年モルガン・グレンフェルとなる。
アメリカのJPモルガン＆カンパニーとは密接な関係を続けていたが、JPモルガンは1933年にその持株の三分の一を売却、残りの株式も1982年までに処分している。
1989年11月ドイツ銀行に買収され、ドイチェ・モルガン・グレンフェルとなる。1999年に社名からモルガンの名が消え、ドイツ銀行となった。