イタリア南部のナポリを州都とするカンパーニア州を中心に作られる特産のチーズの一種。白くて柔らかく、丸い形状をした非熟成タイプ(つまり生)のチーズで、食塩水に浸した状態で売られている。
元々は水牛の乳から作られていたが、近年は牛乳製のものが一般的になった。味は水牛製の方が上質とされる。
製造過程で、チーズを引きちぎって形にすることから「モッツァレラ=ひきちぎる」という名がついた。
このチーズに、トマト、バジルの葉、オリーブオイルを合わせた前菜「カプレーゼ(トマトモッツァレラなどの呼び方も)」は、日本でもポピュラーになってきている。