核汚染水の海洋放出とはなにか ――デブリに触れた汚染水から環境を守るのは「核種の回収」だけだ―― ▼ 現在の汚染水(23年4月時点)・処理 途上水(告知濃度比 1倍以上) 793,400トン(約65%)・ALPS処理水(告知濃度比 1倍未満) 418,500トン(約35%) ▼ 汚染水海洋放出の量・約150トン/日 告知濃度比1倍未満のALPS処理水だけを放出しても7年を要する。 ▼ その一方で、汚染水の発生量は・70~140トン/日(⇒降雨量や廃炉作業の状況で変動、定量的なことは言えない) 仮に1日100トンと仮定した場合、7年で新たに25万5,500トンの汚染水が発生し、現在の処理途上水(…