レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ミラノ、愛に生きる」(2009)です。 ティルダ・スウィントン主演、監督がルカ・グァダニーノ、そう「胸騒ぎのシチリア」「サスペリア」のコンビです。 映画は、雪のミラノから始まります。その音楽が良いんです。ミニマル・ミュージックの第一人者ジョン・アダムズの素晴しい映画音楽で。もうこれだけで楽しくなります。 ミラノの繊維業界の名門レッキ家、そのレトロモダンの邸宅では家長エドアルドが息子タンクレディを後継者にした。ロシア女性でその妻エンマ(ティルダ・スウィントン)は、何不自由ない生活をしていたが、息子の友人アントニオに…