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マーガレット・サッチャー

(社会)
まーがれっとさっちゃー

[英] Margaret Hilda Thatcher
イギリスの政治家(保守党)、第71代英国首相(在任期間:1979年〜1990年)、第13代保守党党首(在任期間:1975年 - 1990年)。イギリス史上初の、女性保守党党首、英国首相。爵位は男爵(女男爵、Baroness)。
1925年10月13日生まれ、リンカンシャー州出身。オックスフォード大学卒。1951年にデニス・サッチャーと結婚、三人の子の母。
2013年4月8日、脳卒中のため死去。
夫のデニス・サッチャーは、マーガレット・サッチャーの政治活動についても助言を行い、妻は夫の助言に素直に従っていたが、あくまで家庭内での夫婦関係に留め、これを公にせず、賢い妻に対して愚かな夫であるように演じていたと言われる。

「鉄の女(the Iron Lady)」

「英国病」とよばれた、長期にわたる経済不振打開のために、徹底かつ強硬な経済改革を行った姿が「鉄の女」と呼ばれる由縁である。「ゆりかごから墓場まで」の語に示された大きな政府による福祉国家を市場原理に基づく小さな政府に切り替える一連の政策は、「サッチャリズム*1」とよばれ、同時期の米レーガン政権によるレーガノミクスとともに新自由主義の代名詞となった。
頻発するストライキに対抗し、フォークランド紛争でアルゼンチン軍を放逐して国民の支持を獲得、公営企業の民営化、規制緩和を推進した。税制改革で人頭税を提起したことから世論の離反を招き、求心力が低下した結果、1990年に辞任。

伝記映画

「鉄の女」と称されたサッチャーの首相としての姿と、その裏に隠された一面を繊細に描いた映画。2011年に英国で公開され、大きな話題となった。サッチャーを演じたメリル・ストリープは、この映画で、アカデミー賞主演女優賞を受賞している。

マーガレット・サッチャー―「鉄の女」の生き方

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サッチャー回顧録―ダウニング街の日々〈上〉

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サッチャー回顧録―ダウニング街の日々〈下〉

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Margaret Thatcher in Her Own Words (CD Box Set)

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新しい日本―サッチャーからの提言

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*1:新自由主義に基づき、電話・ガス・空港・航空・水道等の国有企業の民営化や規制緩和、金融システム改革を掲げ、それらを強いリーダーシップで断行。さらに改革の障害になっていた労働組合の影響力を削ぎ、所得税・法人税の大幅な税率の引き下げを実施。一方、付加価値税(消費税)は1979年に従来の8%から15%に引き上げられた。

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