『人生は一箱のマッチに似てゐる。重大に扱ふのはばかばかしい。重大に扱はなければ危険である。 芥川龍之介「侏儒の言葉・西方の人」(新潮社)』 「火の用心、マッチ一本火事の元」などと、火災予防の呼びかけがありました。 今の時代は、マッチをさがす方が大変かも知れません。 今は、ライター全盛で、ストーブなども、電池式のライターが装備されています。 芥川龍之介が遺したこのフレーズは、意味深です。 そのマッチ箱に、何本のマッチが入っているのでしょう。 また、それは、どの様な局面で、消費されていくのでしょう? さらに、「火気厳禁」ですから、それを保護する為には、どのような用心が必要なのでしょうね? それは、…