レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「シルク」(2007)です。 19世紀仏国、兵役を終えてきた町に帰って来たエルヴェ(マイケル・ピット)は、教師をしている恋人エレーヌ(キーラ・ナイトレイ)と結婚する。その頃町の製糸産業は、蚕の微粒子病で壊滅的な被害を受ける。エルヴァは町の有力者の依頼で北アフリカで蚕の卵を買い付けて運ぶが幾ばくかの病気が起こり、仕方なく東の果ての日本で蚕の卵を買い付ける仕事をエルヴァに頼む。 彼は、キエフまで鉄道でそれから先は橇でウラジオストク、そして北前船で酒田に着く。最上川を上り信濃の原十兵衛(役所広司)に会い、蚕の卵の買い付け…