ヴィーナスの表象;生命誕生の表象・渦巻 渦巻が「生命の誕生」の概念と結びついたのは北アフリカだと考えます。やがて巻貝(特に赤い巻貝)をその表象物として身に着けるようになります。(参照1)(参照2) この「巻貝の文化」はそれまでに知られた海沿いと海路を辿り、日本列島にも伝わっています。 渦巻「生命の誕生」の概念が金属(銅製)の装身具(多くは副葬品として)として初めて作られたのは、ハンガリーの「Tiszapolgar culture(4,500~4,000BC)」(参照)です。 この金属の渦巻装身具の伝播は、「Cernavoda culture」(参照)の部族の侵入により移動した「Tiszapol…