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任天堂より1996年2月27日に発売されたゲームボーイ用RPG。開発はゲームフリーク。
『ポケットモンスター』シリーズの記念すべき第1作。『赤』と『緑』の2つのバージョンがあり、パッケージを飾るポケモンは「赤」がリザードン、「緑」がフシギバナ。
戦うのは主人公ではなくポケモンで、ポケモンを「モンスターボール」で捕まえて手持ちのポケモンを増やし、バトルで経験を積んでポケモンたちを育てていく。通信ケーブルを用いて他のプレイヤーとポケモンを交換したり、通信対戦でポケモンバトルが楽しめる。『赤』と『緑』で出現するポケモンや出現率に違いがあり、登場しないポケモンは他のプレイヤーとポケモン交換することで入手できる。
物語の舞台は関東地方をモデルとした「カントー地方」。マサラタウンに住む主人公は、オーキド博士からフシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメの3匹のポケモンのどれかをもらい冒険の旅に出ることになる。ポケモンたちを捕まえて育成しながら、ロケット団という悪の組織が起こす事件を解決したり、各地のジムリーダーとポケモンバトルで対戦していく。ジムリーダーに勝利してジムバッジを全て集めると、ポケモンリーグに挑戦することができる。ポケモンリーグで四天王およびチャンピオンに勝利して「殿堂入り」することがゲームの目標となっている。ポケモン図鑑の完成や通信対戦など、むしろ「殿堂入り」してからが本番であるのも特色である。登場するポケモンは全151種。
マイナーチェンジ版として1996年10月25日発売の「ポケットモンスター 青」*1、1998年9月12日発売の「ポケットモンスター ピカチュウ」*2がある。『赤・緑』『青』『ピカチュウ』同士なら通信対戦・交換が可能。
1998年8月1日にニンテンドウ64で発売された「ポケモンスタジアム」に連動対応しており、64GBパックにゲームボーイ版カートリッジを挿入すると、育てたポケモンをテレビ画面上で対戦させることができる。続編の「ポケモンスタジアム2」「ポケモンスタジアム金銀」にも対応している。
続編として1999年11月21日に『ポケットモンスター 金・銀』、2000年12月14日に『ポケットモンスター クリスタルバージョン』が発売された。『赤・緑』『青』『ピカチュウ』で育てたポケモンを通信交換することができる。
2004年1月29日にはゲームボーイアドバンスで本作のリメイク作品『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』が発売された。
なお、本作を含む第2世代以前の作品は、第3世代『ルビー・サファイア』以降のシリーズ作品と通信させることはできないが、『ファイアレッド・リーフグリーン』は対応している。
シリーズ発売20周年を記念して2016年2月27日にニンテンドー3DS向けにバーチャルコンソール版発売された。
こちらは2017年1月のバージョンアップで『ポケモンバンク』に対応し、第7世代作品に当たる『サン・ムーン』にカントー地方のポケモンを移動できる。