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ホルムズ海峡

(地理)
ほるむずかいきょう

(英語:Strait of Hormuz)(ペルシア語:تنگه هرمز)
ペルシア湾とオマーン湾の間にある海峡。北にイラン、南にオマーンの飛び地に挟まれている。水深75m〜100m、最も狭いところでの幅は約33km。イラン本土近傍のゲシュム島やホルムズ島をはじめとして、複数の島が海峡内にある。かつてこの付近にはホルムズ王国があり、15世紀に明の鄭和が寄航した「忽魯謨斯」の比定地とされている。

ペルシア湾沿岸諸国で産出する石油の重要な搬出路であり、毎日1700万バレルの石油をタンカーが運ぶ。日本に来るタンカーの全体の8割、年間3400隻がこの海峡を通過する。船舶の衝突を避けるため幅3kmずつの航行出入レーンが設けられている。オマーン領ムサンダム半島の先にある小島のレーダーで航行を監視している。

イラン・イラク戦争時にはタンカー攻撃や海峡封鎖などがあり、石油相場に多大な影響を与えた。

現在は、イラン核開発問題のため、イランと欧米・湾岸アラブ諸国との間で緊張が高まっており、アメリカ海軍が展開している。これに対抗して、イランも定期的に海峡で軍事演習を行っている。

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