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ペトロニウス

(読書)
ぺとろにうす

古代ローマにおける氏族名の一。
もっとも有名なのはネロ帝治下のローマで活躍?したTitus Petronius Niger Arbiterだと思われる。
その姿はシェンケンヴィッチの小説、「クォ・ヴァディス」中にて活写されており、迫害下のキリスト教を主軸とした小説でありながら、絢爛たる異教的精神世界の化身として大活躍している。作中では怠惰かつ極めて唯美的な人物であり、「ローマ市民の憤激を鎮め、政敵を始末し、自分の声望を高めてついでに皇帝の死命も制しうる立場を獲得できる」一石四鳥のアイデアを思いつきながら「まてまて、そんなことをしたら美を愛でる時間が無くなってしまうぞ」と退けてしまうほどである。
史実においては悪漢小説のはしりとも言うべき「サテュリコン*1」を著したことでも知られる。

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