Francis Poulenc/フランシス・プーランク、フランスの作曲家、(1899-1963)
「フランス6人組」の一人。
1899年1月7日、パリのエリゼ宮から程近いソッセー広場に屋敷を構えたブルジョワの家系に生まれる。プーランク家は代々、敬虔なカソリック教徒。母が弾くピアノで、まず古典派やロマン派の音楽に親しみ、8歳から本格的にピアノを学び始めてからはドビュッシーに熱狂。その後、ストラヴィンスキーの新しい音楽の洗礼を受ける。また、幼少のころから詩に親しみ、マラルメやエリュアールを好んだ。歌曲が多いのはその延長線上。やがてピアノだけではがまんできなくなり、作曲をはじめる。その作風は、クラシックの伝統だけでなく、当時生まれたばかりのジャズやタンゴなど新しい音楽からの影響もうけており、軽妙洒脱。ジャンルとしては管楽器やピアノのための室内楽曲や、宗教曲に優れたものが多い。
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