早稲田松竹で。ソフィア・コッポラ監督。2010年。 ザラッとしたフィルムの質感とペールトーンの色彩感覚がソフィア・コッポラのシグネチャーなんだろうか。 ガーリーカルチャーで語られる印象ですが、「ロスト・イン・トランスレーション」の頃から男性的な感覚を感じる場面が多い。 元妻への涙の電話、ホテル暮らしやフェラーリとの決別はちょっとストレートすぎて醒めた。以前と全く同じ生活に戻って虚無の眼をしていた方が好み(グルグル回る冒頭のフェラーリがモチーフ)。 チープで退屈に描写される出張ポールダンサー役は双子のプレイメイト(シャノン姉妹)。娘のアイスダンスとのコントラスト。