Princeps
古代ローマにおける「第一人者」の意。単にこう書いた場合は、普通は元首制後の皇帝の称号のひとつを指す。
本来のプリンケプス・セナートゥス(元老院首席とも。principes senatus)は共和制時代から普通に存在した定員1名の称号(のようなもの)で、ケンソル交代時にコンスル級元老院議員から選ばれていた(普通は前ケンソルがなってた)。元老院首席兼最高神祇官ともなると江戸幕府の大老並かそれ以上に偉い。
あくまでも同輩中の第一人者なので特段の権力はないが、元老院の議論の最初か最後に発言できるので、議論に影響を与える力は絶大だとは言える。