Blaxploitation / Blacksploitation 70年代はじめに隆盛を誇った、黒人のための黒人による黒人映画を指す。 「黒いジャガー(SHAFT)」などが有名。
主に、ブラックが主役のアクション映画を指す事が多い。 その言葉通り「黒人(イメージ等)を搾取した」映画と言う意味もある。
http://www.geocities.jp/jojo129/keyword/black.htm
エクスプロイテーション
Hallelujah! 70年代ブラックスプロイテーション映画のパロディ『Black Dynamite / 日本未公開 (2009)』は、映画版もTVアニメ版も多大なるカルト人気に支えられた作品だった。何よりブラックスプロイテーションの面白味とストーリー展開に、主演のマイケル・ジェイ・ホワイトの本格アクションが加われば鬼に金棒である。面白くないわけがなかった。映画版『ブラック・ダイナマイト』から14年。バイロン・ミンズ、トミー・デビッドソン、バディ・ルイス、キム・ホイットリー等、同じキャストやスタッフも再集結して、今度はウェスタンにて大暴れ! 今回は、マイケル・ジェイ・ホワイトが監督にも挑んで…
ぷらすです。 今回ご紹介するのは、人食いKKKvs黒人姉弟のリベンジホラー『KKKをぶっ飛ばせ!』ですよ。 イギリスの制作会社が制作した低予算B級映画です。 画像出展元URL:http://eiga.com 概要 『カニバル・レザーフェイス』などのチャーリー・スティーズがメガホンを取ったバイオレンスホラー。白人至上主義秘密結社KKKに兄を食べられた姉弟が、彼らにリベンジしようと立ち上がる。『ハングリー/湖畔の謝肉祭』などに携わってきたチャーリー・マクドゥーガル、ジェイミー・マクロード・ロスが製作を担当。ディオンドル・ティーグル、フェイス・モニーク、トラヴィス・カットナー、スコット・スカーロック…
今回紹介する"Putney Swope"はロバート・ダウニー・シニア監督(ロバート・ダウニー・ジュニアのお父さん)による広告業界風刺ドラマです。ブラックスプロイテーションはメルヴィン・ヴァン・ピーブルズ監督『スウィート・スウィートバック』(1971年)が最初とされますが、それより2年早い1969年製作作品です。 Putney Swope [Blu-ray] 発売日: 2019/07/02 メディア: Blu-ray この作品は黒人監督作品ではないですが、その後のブラックスプロイテーション映画との共通点が非常に多いです。本作で音楽を担当するのがチャーリー・キューヴァという人で、ジャズファンクがと…
ある夜、窓の外には木々を背中に広がる湖がみえる。そこにひとつのきらめく星が落ち、光を放つ。その様子に気づくこともなく、八ミリのホームビデオに映る夫役のジェフ・ブリッジスと自分の姿に目を奪われ、涙する妻ジェニーを演じるカレン・アレンはワインをグラスに注ぐ。映画を見る女性が涙を流す姿を捉えたこの場面の配光は、暗く抑えた影のなかから彼女の眩い瞳の輝きが漏れている。彼女は亡くなった夫の姿に思いを馳せているのだ。すると、庭に光る物体が現れ、ゆるやかな浮遊感のある主観のショットでゆっくりと家のなかへと入りこんでいく。しどけない姿で寝ていたアレンは気配に気づくと、目の前で赤ん坊が徐々に成長していき夫の姿へと…
「鉄板映画:人気スター映画のブログ」女性看護師が妹の人生を台無しにした連中に復讐するアクション映画。犯罪コネクションと戦う女の執念に注目です。 1.ストーリー女性看護師が妹を薬物でボロボロにした連中に仕返しをしようとする。 2.キャストパム・グリア(看護師)ウィリアム・エリオット(警官)ブッカー・ブラッドショー(政治家志望)ロバート・ドクィ(犯罪者)アラン・アーバス(犯罪者) 3.注目のシーン①主役看護師コフィー(パム・グリア)。薬物の売人を始末。その理由は「妹」。コフィーの妹ルベールは薬物乱用でリハビリ中。コフィーは妹をボロボロにした連中に仕返しするつもり。薬物に関する情報を集めるため、売人…
「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ニューヨークの黒人私立探偵がハーレムでの縄張り争いに巻き込まれるアクション映画。「シャフト」というキャラ、町並みに注目です。 1.ストーリーニューヨークの黒人私立探偵がハーレムを仕切る男からの依頼で誘拐された彼の娘を捜す。 2.キャストリチャード・ラウンドトゥリー(探偵)チャールズ・シオフィ(警部補)クリストファー・セント・ジョン(元・相棒)モーゼス・ガン(町の顔役) 3.注目のシーン①主役クールな黒人が主役の映画。ニューヨークの黒人私立探偵シャフト(リチャード・ラウンドトゥリー)。腕が立ち、女にもモテる。しかし、ハーレムを仕切るバンピー(モーゼス・ガン)と…
2023... and you don't stop 2023年を振り返るといろいろあった。社会的には、イスラエル・パレスチナ問題とかかなり大きいし、ロシアとウクライナの戦争も終わらない。日本では政治家は腐り切っていることが良く分かった1年でもあった。エンタメだって、ウィル・スミスの暴行とかあったし、相次ぐ性的暴力報道。ジム・ブラウンとリチャード・ラウンドトゥリーというブラックスプロイテーションの2大巨頭の訃報は、私にとって時代の終焉を感じるとても悲しいニュースだった。日本でも深刻で改善すべき問題やスキャンダルが沢山あった。明るいことは少なく感じて、何か燻っている&悪い空気が淀んでいる感じ。ど…
『ハロウィン・キラー!』 ハロウィン・キラー!(Amazon Prime Video映画)(監督 ナーナチカ・カーン 2023年アメリカ映画) ハロウィンの夜に起きる連続殺人を止めるため、主人公となる女子高生が過去にタイムトラベルしちゃう!?というお話なんですが、これ、とっても面白いです!他所の映画サイトでも書かれていますが、『ハロウィン』と『バック・トゥ・ザ・フューチャー』と『スクリーム』が悪魔合体したような作品で、そこにさらに『ハッピー・デス・デイ』のコミカルなノリが持ち込まれているんですね。つまり青春+SF+シリアルキラー+犯人捜しミステリ+コメディというテンコ盛りな嬉しい作品なんですよ…
booksch.hatenablog.com No.01 クエンティン・タランティーノ 編 :「私が求めているのは映画の魂、映画が奏でるビートなのです。」|「音楽の楽園:音楽と私の特別な瞬間」ALBUM Artwork 「私が求めているのは映画の魂、映画が奏でるビートなのです。」- Quentin Tarantino 「私が求めているのは映画の魂、映画が奏でるビートなのです。」- Quentin Tarantino "Music is very, very important in my movies. In some ways the most important stage, whethe…
2020年1月にスタートした【私的トップ10ソングス+α】企画、今回は2023年8月分です。前の月にリリースされた曲を中心に選出しています。ミュージックビデオ等動画がない曲は巻末のプレイリスト(Spotify)でチェックしてみてください。 過去の私的トップ10ソングス等についてはこちらに。Spotifyを利用し、New Music Wednesday、New Music Friday Japan、New Music FridayおよびMonday Spinといったプレイリストを毎週チェックしています。 なお、"私的トップ10ソングス"とあるように、月イチで紹介するこのエントリーは完全な私見に基…
1971年映画パンフレット ロールスロイスに銀の銃 オシー・ディビス監督 レイモン・サン・ジャック ゴッドフリー・ケンブリッジ カルビン・ロックハート ブラック・ムービー 月映書店 Amazon 友人の妙愛博士にディスクをお借りして、オシー・デイヴィス『ロールスロイスに銀の銃』(1970年)鑑賞。墓掘りジョーンズ(ゴッドフリー・ケンブリッジ)、棺桶エド(レイモン・サン・ジャック)とあだ名される黒人刑事コンビを主人公としたバディ・コップもの。新興宗教の宣教師が信者から巻き上げた多額の寄付金を巡って、2人が派手な捜査を展開するアクション・コメディ。 映画は予想以上にユルうううういタッチ。バディもの…
ジム・ブラウン追悼 ジム・ブラウンが逝ってしまった。最近やっと2年越しに『One Night in Miami / あの夜、マイアミで (2020)』の感想をようやくアップしたばかりで、その締めに「ジム・ブラウン以外は、どんなに願ってももう会うことができない」と書き記した。その3日後の2023年5月18日にジム・ブラウンはこの世界に色んなものを遺して去ってしまった。もう『あの夜、マイアミで』の4人にどんなに願っても実際に会うことはできない。私にとってジム・ブラウンはとにかくカッコいい人。と書いてしまうと、そのルックスやたくましい肉体的なものだと思われてしまうが、そうではない。色々なバリアや壁を…
「奇妙な果実 ビリー・ホリデイ自伝」を読んだ。 私はブラックスプロイテーション映画に、ファンク、ソウル、ヒップホップとアメリカ黒人文化は好きなのだが、ジャズだけはほとんど通ってこなかった。 ビッグバンドのスウィングやビバップは耳に入ってくれば非常に好ましく聴こえてくるのだが、それ以上掘ってみようという気にならない。私の世代だと“ジャズ喫茶”に代表される、うるさ型の堅苦しい文化であるように刷り込まれているのは大きな要因であろう。 最近、黒人に対する蔑称“Nワード”について「黒人同士なら仲間という意味で気軽に使われもするが、他の人種が黒人に対して使うのは、その文脈を問わずタブー。奇妙な果実のカバー…
映画 ケープタウン 感想です。 まずはあらすじです。 あらすじ・解説ある日、南アフリカのケープタウンで、引退した人気ラグビー選手の娘が殺害されるという事件が発生。2人の刑事ブライアン(オーランド・ブルーム)とアリ(フォレスト・ウィテカー)が捜査を続けていくと、少女とある薬物の売人の関係が明らかになる。その危険な薬物は、ここのところ頻発している子供失踪事件の現場に残されていた物と同じで……。 解説: 『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどのオーランド・ブルームと、『大統領の執事の涙』などのフォレスト・ウィテカーが共演を果たしたサスペンスアクション。南アフリカの大都会ケープタウンを舞台に、そ…
"Say, "Family!"” 90年代には思い入れがある。始まってすぐの91年からブラックムービー・ルネッサンスというブームが始まり、それを実際に体験してきたからだ。70年代のブラックスプロイテーションも好きだが、自分の年齢的に実際に経験はしていない。観て、聞いて、読むくらいしかできない。だけど、90年代は違う。ただでさえ多感な時期に、それを経験した。日本で『マルコムX』が公開された時の浮足立った感じを肌で覚えている、そして92年のLAで起きたことも覚えている。当時お付き合いしていた男性が、カリフォルニアの人であの時期に里帰りしてしまい、心底心配したのを覚えている。今思えば、彼の家はロサン…