Benoît Mandelbrot ポーランド生まれのフランスの数学者 1924年、ポーランドのワルシャワでユダヤ人家庭に生まれる。 1936年、ナチスの迫害を逃れフランスに移住。 1952年、パリ大学で博士号(数学)。 1958年から米IBMの研究所に勤務。 199年から米エール大学教授。 2003年、日本国際賞を受賞。 2010年10月14日、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ケンブリッジで死去。85歳だった。
IBM の研究所で電気ノイズの研究をしている時にフラクタルという概念を考案した。 また簡単な漸化式でフラクタル図形を定義できる「マンデルブロ集合」を考案し研究した。
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ブラックマンデー、1987年10月19日何が起きたのか。 その前週、米国株価は10%の下落と雲行きが怪しかった。だがこの日だけでダウ工業株20種の平均株価が22.6%も下げた。これは正規分布を前提とすると6*10の97乗とビッグバンを何回か繰り返しても起こり得ないような確率になる。これは確率がとても低いということ以上に正規分布で株価のうごきを捉えるという考えが見当違いだということを示しているのではないか。なおかつこれほどの下落の原因となったといえるような明確な事件もなかった。 しかしこのような事態が起こりうることはフラクタルの研究者であるブノワ・マンデルブロがすでに示していた。バシュリエの理論…