出典: フリー百科事典『ウィキペディア (Wikipedia) 』
フリーウェアは、無料で使用できるソフトウェアという意味であるが、商標として取られているという問題があるため、フリーソフトと言い換えられることが多くなった。日本国外ではフリーウェア(Freeware)という呼称が一般的である。また日本国内のマッキントッシュコミュニティでは、フリーウェアという呼び方の方が定着している。
通常、改変が困難なバイナリ実行形式の形でのみ提供される。すなわち、「実行するのは制限なく無料」という意味である。改変しなければ再配布しても良い場合もある。
ソースコードが提供されない場合は、ソフトウェアのメンテナンスはソフトウェアの所有者(開発者)だけしか行うことができない。ソースコードも提供される場合は別の呼び名を使うことが多いがフリーウェアと呼ぶことも多い。ただし、変更した結果の一般公開を禁止するなど、ソースコードの取扱に対する制限が強いとフリーウェアの範疇にとどまる。
参照:オープンソース、コピーレフト、フリーソフトウェア。
呼び名が似ているので、コピーレフトのフリーソフトウェアと混同される事が多いが全く違っている。コピーレフトのフリーソフトウェアを「無料で手にいれることが出来るという」意味では、コピーレフトのフリーソフトウェアはフリーウェアである。しかし、フリーウェアには「取扱いの自由はケースバイケース」という意味で、フリーウェアはコピーレフトのフリーソフトウェアとは異なる場合も多い。