19世紀にフランスで盛んに製作されたビスクドールのこと。
ビスクドールとは頭部を陶器で製作し釉を塗り二度焼きしたもので、当時フランスとドイツで争って製作され、フランスで製作されたもののは、当時のフランスの上流貴族の間で流行した衣装をまとい、高級な玩具であった。
第一次世界大戦後、人形製作は下火になり、第2次世界大戦後は安価なセルロイド人形等に取って代わったが、現在でもレプリカのフランス人形の製作は行われている。
一般的に骨董的価値のあるものは1860年以降、第1次世界大戦以前製作のものである。