:交通用語
ディスクブレーキで、ハードブレーキングを繰り返したり、長い時間ブレーキを引きずるなどした場合に、パッドの表面が熱によって溶け、ロータとの摩擦力が無くなってしまう状態(熱フェード)*1。
また、水たまりなどを走行した場合に、ロータとパッドの間に水が入って同じような状況になるのをウォーターフェードと言う。
ベーパーロックと違いブレーキペダルのタッチは正常のままだが、ブレーキの効きが極端に悪くなる様に感じる。
熱フェードの場合、対処方法は一旦止めてブレーキを冷却するしかない。
ウォーターフェードの場合、逆にしばらくブレーキを引きずる様にして内部の水を蒸発させる。
一度熱フェードを起こしたパッドは表面に「焼きが入った」状態になり、性能が変わる(一般的には劣化する)ことが多い。
関連語:ベーパーロック
*1:ドラムブレーキの場合も、ライニングとドラムの間で同じことが起きる