フェデラーが初めて世界1位になった日が2004年の2月2日付でした。1位は2008年8月11日付まで続き「世界ランキング1位連続在位237週」という大記録。通算でも、「世界ランキング1位在位310週」は(当時)歴代最長。世界トップ4にも通算在位800週以上。年間4位以内を15年。どちらも歴代最長。グランドスラム優勝20回は(当時)歴代最多。グランドスラム決勝進出を連続10大会(2年以上)ももちろん歴代最多。それでも"最強のテニス選手"と一言で表現できる選手ではなく、「ファンが選ぶ好きなテニス選手」という賞も、2003年から19年間、引退するまで受賞し続けました。テニス界のアイドル、みんなが好き…
アガシ2006年に引退 36歳 フェデラーは2022年に引退 41歳 ナダルは2024年引退を示唆 37歳 現ナンバー1のジョコビッチ 36歳 アガシ2006年に引退 36歳 当時テニス界は"30歳を超えたら引退"というのが当然のようにあり実際、30歳付近で成績も落ちる選手が多かったとは思います。 だから、そういう雰囲気が自然だったわけです。 2003年の33歳133日での世界ランキング1位は歴代最年長 (それまでは1983年コナーズが記録した30歳304日が最年長)。 2005年の35歳での全米準優勝は、グランドスラム準優勝記録として直近30年では最年長。 同じ年ファイナルズ出場を決め、これ…
2015年というとジョコビッチ、そして 他の選手たち含め印象的なシーズンです。 まずはジョコビッチのビッグトーナメントの成績。 なんと出場した12大会すべてで決勝進出。 グランドスラム(出場4大会) 優勝3回、準優勝1回 マスターズ1000(出場8大会) 優勝6回、準優勝2回 加えて、ワウリンカはなんといっても全仏優勝。 全豪、全米もベスト4。ウィンブルドンベスト8。ファイナルズはベスト4。 2014年から2016年まで続いた決勝戦11連勝の真中でもありました。 ベルディヒは全豪5年連続準々決勝以上。 マスターズは9大会すべてに出場し、8大会でベスト8以上。 キャリアハイ4位もこの年に記録して…
今年も、「年間ランキング1位」はジョコビッチ。 これでジョコビッチ8回目。 年間ランキング1位獲得数というとP.サンプラス6回 J.コナーズ、R.フェデラー、R.ナダル5回も凄い記録です。 この記録にちなんでジョコビッチは「今シーズンはキャリアを通しても完璧な年だったか?」といった質問を記者から受けたようです。 これには「2011年や2015年も素晴らしかったけど…」とコメントを続けてました。 ジョコビッチの2011年、2015年シーズンはどちらも勝率9割超え。 そしてなんと、今シーズンもです。 (デ杯決勝後は56勝7敗で88.9%) 「年間の勝率」と聞くとマッケンローの数字が歴代1位としてよ…
今年3月にはジョコビッチの世界ランキング1位通算在位男女含めて歴代1位や、 ナダルの世界ランキングトップ10連続在位歴代1位の記録更新ストップと、 スポーツ史に残るともいえる大記録の話題が続きました。 378 🙌🙏💪🐺🎾🏔🦅❤️🇷🇸 Blessed and Grateful 🙏 pic.twitter.com/AK5UIfvv7g — Novak Djokovic (@DjokerNole) 2023年2月27日 ”記録とはいつか抜かれるもの” これはよく聞きますし、大方同感です。 それでも中には”抜かれることが想像し難い”というのもあるわけで、 記録のもつ意味?希少性?は当然まちまちです。 …
日本の鈴木貴男とフェデラーは、シングルスで2回対戦がありました。 その2回目の対戦場所というのがなんと東京・有明コロシアム。 このとき貴男は30歳。ランキングは1078位。 ランキング1000番台の選手は貴男のみでした。 2回戦では、アジア男子として(当時)最高位となる9位の記録保持者タイのスリチャパンにも競り勝っています。 スリチャパンはこのとき40位。 この試合も確か放送がありました。 この大会ダブルスでは岩渕聡と組んでディフェンディングチャンピオンとしても出場。 初戦アーサーズ/ハスのオーストラリアペアにも勝っています。 この試合は個人的にこの大会ベストマッチ。 そしてフェデラーはという…
今年もマスターズがいよいよ開幕。舞台はカリフォルニア、インディアンウェルズ大会。毎年さすが西海岸の気候ですが、今年は雨天順延なんて一日もありました。 今大会(日本勢) 今大会 マスターズという大舞台 決勝メドベージェフvアルカラス 準決勝、決勝を終えて 今大会(日本勢) 日本勢は男子、ダニエルと望月。女子は日比野、本玉、大坂。望月は予選からの勝ち上がり。本戦は2つのタイブレークを落とし初戦敗退。2回戦はジョコビッチとの対戦だったのもあって(勝手に)余計悔しい。同じく予選から勝ち上がりの日比野は初戦でヴィーナスからの勝利。そういえば2017年大会では、ダニエルがジョコビッチから勝ち星をあげたこと…
今週はATP250サンティアゴ。ATP500ドバイ、ATP500アカプルコが行われています。またドバイでは先に決勝(アンベールvブブリク)を終えています。アカプルコ準々決勝では印象的な試合もありました。 アカプルコ準々決勝デミノー3vチチパス5 同世代デミノーvチチパスは東京から 同世代の対戦 アカプルコ決勝 アカプルコ準々決勝デミノー3vチチパス5 第1シードズベレフが初戦で同胞アルトマイヤーに敗退。第4シードフリッツは同じく初戦アルナルディに敗退。第2シードルーネ、第3シードデミノー、第5シードチチパス、第6シードルードらが準々決勝を決めています。中でも注目は、デミノー対チチパスでした。こ…