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ピーター・セテラ

(音楽)
ぴーたーせてら

Peter Cetera


1944年9月13日生まれ、
アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身のミュージシャン。
シカゴの元ボーカリスト兼ベーシスト。
シカゴ時代だけでなくソロとしても成功を収めた。
特徴のある伸びやかなハイトーンの歌声は「ミリオン・ダラー・ボイス(100万ドルの声)」と評される。

経歴

1967年、シカゴの前身となるバンド、ザ・ビッグ・シングに加入。
1969年にバンドはシカゴとしてデビュー。
ピーターは「長い夜(25 Or 6 To 4)」などのヒット曲のリード・ボーカルを務める。
ギタリストのテリー・キャスやキーボーディストの
ロバート・ラムがリード・ボーカルをとっている曲もあるが、
ピーターの歌声や節回しが非常に印象的で有名曲も多く、
一般にはピーターがシカゴのボーカリストとして認知されるようになった。


シカゴ在籍時の1981年には初のソロアルバムを発表するが、
当時はシカゴの低迷期でもあり、さほど話題にもならなかった。
ところが翌1982年、
レコード会社を移籍したシカゴはプロデューサーとして
デヴィッド・フォスターを迎え、アルバム「シカゴ16」を大ヒットさせる。
現在もバラード曲のスタンダードとして親しまれている
「素直になれなくて(Hard To Say I'm Sorry)」は全米1位を記録した。
1984年のアルバム「シカゴ17」も引き続き大ヒットを記録し、
シカゴは復活を通り越して過去最大の成功を収めた。


1985年、ソロアーティストとして成功する自信を深めシカゴを脱退。
彼は以前からシカゴのブラスロック的アプローチを嫌い、
ソロ転向の機会をうかがっていたという。
同年に、映画「ベスト・キッド2(THE KARATE KID PART II)」の主題歌「Glory Of Love」、
翌1986年にはエイミー・グラントとのデュエット曲「The Next Time I Fall」が
それぞれ全米1位の大ヒットを記録。
両曲を収録した、アルバム「SOLITUDE/SOLITAIRE」もベストセラーとなった。


1987年、「STAY WITH ME(邦題:ステイ・ウィズ・ミー song for KA・GU・YA・姫)」が
日本映画「竹取物語」の主題歌となり、日本でも一躍有名となった。
1989年にはシェールとのデュエット曲、
「After All(Love Theme From Chances Are)」も全米6位にランクインする。


なお、ピーター脱退後のシカゴは、
彼によく似た声質のジェイソン・シェフを新しいボーカリストに迎えたことから、
その影響の大きさがうかがい知れた。
ピーターは現在でもシカゴのことについては語りたがらず、
自身のベストアルバムでもシカゴ時代の曲は再録バージョンを収録している。

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