Peter Weir
監督、脚本家、プロデューサー
青年時代にヨーロッパへ一人旅に向かう途中、道中の船で退屈しのぎに船内の有線テレビを借りて作った番組が好評を得て、映画作りに興味を持つ。しばらく各地を旅した後に帰国し、シドニーのTV局を経て映画制作会社に就職。
短編映画や中編映画で着実にキャリアを積み、再度の放浪の旅を挟んだ後に74年に長編映画デビュー。その確かな実力で、やがて国内のみならず海外でもその名を知られるようになる。
アメリカ資本の協力を得ながら国内で映画制作を続けた後、ハリウッドに進出。現在に至る。抑制の効いた静かで味のある演出を得意とする。アカデミー賞には「刑事ジョン・ブック/目撃者」「いまを生きる」「トゥルーマン・ショー」「マスター・アンド・コマンダー」で4度ノミネート、脚本賞でも「グリーン・カード」でノミネートされた経験を持つ。