レンズを使ったカメラでは、光の屈折を利用してフィルムやCCD上に像を結ぶが、レンズの代わりに小さな穴を設けて、光の回折を利用して写真を撮るものをピンホールカメラと呼ぶ。
用いる穴の直径は0.2mmなどと、とても小さいのでレンズ式カメラに較べれば、とても長い露出時間が必要となる。
得られる画像はぼんやりしているが、それがまた写真の魅力となって、子供から大人まで愛用されている。
通常の感度、例えばISO 100での晴天昼光の下での露出時間は0.5〜2秒程度であるので、シャッターの自作も容易となり、ピンホールカメラの自作ファンも多い。
レンズの代わりに針穴を開けた板を取り付けた、単純な構造のカメラ。
最も原始的なカメラと言える。
もちろん自分で作れるし、大人の科学マガジン3号にふろくで付いているほか、ポラロイドがキットを売っていたり、ちょっとした大人の遊びとしてもここのところ人気。