原義:beatnik 造語:beat + sputnik
アメリカで生まれた「ビート世代・ビート族」などを指す。 ビートつまり打ちひしがれた、「敗北の世代」という意がある。 スプートニクとは、1957年の世界初の人工衛星。これにより、当時の覇権国アメリカは、宇宙開発において旧ソ連に遅れをとっていた。
50年代カウンターカルチャーの最先端をいった若者たちの文化。 代表的作家として、ジャック・ケルアック、アレン・ギンズバーグ、ウィリアム・バロウズ等がいる。
ヒッピー
裸のランチを読み進めています。 しかしここに書かれている内容はまるで分かりません。 主人公のウィリアム・リーはベンウェイ医師に会いフリーランド共和国に入国する。 分かるのはここまで。あとはどう解釈したらいいのか・・・ この作品は考えるのを止めてただ感じようと方向の転換を図ってからだんだんと魅力が感じられるようになってきました。 何も考えずに段落ごとに注力していきやがて全体を捉えようとすると、これはトリップ体験と呼ばれるような麻薬の幻覚作用を追体験している気分です。 あるいは麻薬を接種した自分が街に飛び出し延々と人々が自分に話かけていると錯覚しているような感覚。 電車に乗り例の街に到着すると駅構…
いうまでもないですが現在の日本で大麻の所持や売買は違法行為です。 そしてここに新たに大麻使用罪が創設されるかもしれないとのこと。 オランダやカナダやタイは合法なのに、なぜ日本はここまで厳しい刑罰が処されるのか?という意見はネットで見たりしますね そもそも大麻取締法は大麻取扱者の免状が交付されていない人間が勝手に取り扱うことを制限するもので別にそんな非難されることかと思ってしまいます。 ですが売買は大麻取扱者であっても禁止です。 おそらくマリファナ合法の国でも売買するには免状や届け出が必要なはずです。 免状により売買できるかどうかの違いくらいしかないのかな 正直私はマリファナの娯楽使用が解禁され…
こんにちは。 今日は二週間くらい前に読んだ「オン・ザ・ロード 路上」(以下:路上)の感想を書きます。多分就活の時期に読んだのは間違いだったんですけど、ずっと読みたかった&かなり面白かったんで色々垂れ流しますね。 そもそもなんでこの小説知ったかと言いますと、East Endに行ってシトウさんと映画の話で盛り上がった時に、僕が「この前パーマネント・バケーションみたけどすごい面白かったっす、ジャームッシュってなんかいいですよね」的なことを言ったら、「あれ完全にビートだよね〜」って言われまして、ビートってなんぞやってなったわけです。で、色々シトウさんに語られ、すげぇってなりました。 その時に「ビートニ…
新宿、高田馬場、早稲田の古着屋をまわってみた! 大手チェーンの店舗が多い新宿エリアから老舗古着屋のある高田馬場、早稲田エリアまで、約20店舗に訪問してみた。高田馬場から早稲田は徒歩圏内で面白いお店や飲食店が多いので、散歩すると楽しい。近い駅だと目白は無人古着屋が多い。代々木公園、代々木八幡あたりは古着屋が多い。 新宿、高田馬場、早稲田の古着屋をまわってみた! 新宿、新宿三丁目、東新宿の古着屋 西海岸Ruby’s 新宿店 DC BANK(ディーシーバンク) THE FOUR-EYED(フォーアイド) Fuzz(ファズ) 古着屋タヌー boil(ボイル) flower ルミネエスト新宿店(フラワー…
(ポピュラー・カルチャー論講義補遺)「アメリカ」を考える(16)城山三郎とフラワー・ムーブメント 作家・城山三郎と言えば、経済小説の草分け的存在で、歴史小説なども多く、どちらかといえば重厚な作風で、中高年男性向けといったイメージが私にはあります。ですが、1967年(当時城山は41歳)に出版された『ヒッピー発見 アメリカ細密旅行』(毎日新聞社)は、4カ月半にわたり北米をバスで駆け巡った紀行文となります。 船でサンフランシスコに着いた城山がまず目にしたのは、「ヒッピー族」の群れでした。 36p「美しいサンフランシスコの街に下りた私に、最も衝撃的だったのはビートの大群であった。私は啞然とし、同時に下…
はてなにログインするまでの30秒で考えてたこと5割忘れた。 昨月、国家資格試験を5日に終えて、そこから三日くらい休みつつゲームとかして、そこから閏年の2月29日までの間で六万字の小説を一本書いた。自分の中で『この人と会って話すと、別にその時その場で納得とか発生しなくても急に筆が進みだす』という人が居るんだけど、案の定その人にも会っていた。それは別に本題ではない。 前作と今作における『人間』の書き方と文章のテンポ、その前提にある自分の行動様式とかその辺の情報処理(発信ではない、発信は小説とかワールドとかでやる)がこの記事、というかこのブログ。 自分の行動様式として、創作を摂取したり勉強したりする…
だいぶ日が長くなりました。真冬にはもう暗くなりかけた時刻でもこんなに明るい。相変わらずの近所の散歩です。 最近読んだ本に歌人の穂村弘さんと、谷川俊太郎や横尾忠則や萩尾望都や高野文子等の方々(敬称略)との対談を集めた文庫本があります。この対談集にはロックの甲本ヒロトとの話も収められているのですが、わたしはこの章は、最近少し慣れてきた「入浴しながら読書する」で読んだのですが、いやーもう生き様がかっこいいなあ、と感心仕切りでした。ロック音楽に感銘を受けてロックをやろうと決めた甲本さん、だけどそれがイコール音楽ではなくて、歌うことも弾くこともしなかった。まず最初に「ロック」という生き方、考え方、態度/…
高校を出て一度は農業大学に籍を置いたスティーヴだったが、一つにはあるビートニクの男に読ませられたベケットの『ゴドーを待ちながら』に衝撃を受けたこと、もう一つには父親との間が険悪で早く家を出たかったということがあって、ある日、ビショップズ・カンパニーというどさ回りの劇団のオーディションを受け、採用された(当時から目立つ美男子だった)。劇団は半年をかけてアメリカを横断し、ニューヨークで解散した。この巡業の間に、スティーヴは自分の名前をサム・シェパードに変える。奇しくも、サム・シェパードという名の医師が妻を惨殺してアメリカ中の話題になっていたころだった。こうしてキャプテン・アメリカと同じ名を持つ十九…
僕とモリッシー、テープ奪還計画、解雇 『ストレンジウェイズ、ヒア・ウイ・カム』、脱退 ポール・マッカートニー プリテンダーズ、スプリングスティーン バーナード・サムナー、デニス・ホッパー、ザ・ザ オアシス、カール・バルトス バート・ヤンシュ カースティ・マッコールの死 モデスト・マウス リマスター化を機に、モリッシーと再会 前回の続き。 ジョニー・マー自伝 ザ・スミスとギターと僕の音楽 作者:ジョニー・マー シンコーミュージック Amazon 僕とモリッシー、テープ奪還計画、解雇 アルバムを作り終えてしまった僕らは何かやることはないかと探し始めた。ラフ・トレードとの争議によってアルバムは宙ぶら…
booksch.hatenablog.com 本屋で見つける答えPoetryMusic版:イラストアルバム | ImageAlbum 本屋で見つける答え - No9 Poetry Music version : イラストアルバム 今回の記事は 以下マガジンに収録させて頂きました。 note.com以下の記事・楽曲の続編となります。 INTRO 以下の楽曲「本屋で見つける答え - No9 Poetry Music version」のためのImage albumです。今回も、ローレンス・ファリンゲティが1953年に創業し、アレン・ギンズバーグの「吠える」やジャック・ケルアック「路上」の版元として世…
レッド・ダート・マリファナ / テリー・サザーン (著),松永 良平 (翻訳) レッド・ダート・マリファナ (文学の冒険シリーズ) 作者:テリー サザーン 国書刊行会 Amazon 「おまえはヒップすぎるぜ、ベイビイ。そうだろ。ただのヒッピーなのさ」パリのジャズシーンで自由を謳歌する学生マレイと黒人ピアニストのバディとのクールにしてビターな出会いと別れを綴る青春/ジャズノヴェル「ヒップすぎるぜ」他、“20世紀で最もヒップだった男”テリー・サザーンのヴァラエティあふれる唯一の短篇集がついに登場。 テリー・サザーンは作家というよりも脚本家として名高い男だ。彼の書いた脚本はまず『博士の異常な愛情』か…
ビートニクの3つのBーBeard、Bongos、Beret。 *** Bのはなしではなくて。前回のつづき。 krokovski1868.hateblo.jp krokovski1868.hateblo.jp この半年ほど、ちょくちょく戦前ブルースを再訪して、なんとなく自分の好みというか、傾向が見えてきたのでメモ。 グルーヴについてはまえに整理したので置く。音階にかんして、ブルーノートよりは微分音―マイクロトーンーととらえたい。ブルーノートということばにはあまりにもいろいろなものがくっつきすぎている。 基本的に民謡の類はマイクロトーンをつかうとおもってそれほどまちがいはない。わたしはたまたまブル…
とにかく😂みんな、ケルアックの、【禅ヒッピー】読めよ😂最後、リンゴ🍎と、ハーシーズの、チョコレートを、ケルアックとゲーリー・スナイダーは、食べるシーンあるんだけど、村上春樹先生の、【羊をめぐる冒険】ラスト、主人公が、山を降りながら、ハーシーズの、チョコレートと、たしか、リンゴも🍎食べるシーンが、あんだよ😂つまり、春樹先生も、禅ヒッピー大好きなんだよ😂そして、俺は😂春樹先生の、本から、ビートニクという言葉を学んだんだよ😂そう、春樹先生の、本、レズビアンの、作家目指す大学生が、ケルアックの、小説を、胸のコートに、いつも入れて、持ち歩いてんだよ😂彼女😂【スプートニクの恋人】って本だよ、春樹先生の😂 …
2005年4月18日第1版第1刷 帯封「己を磨き 心を高める智恵 理念に徹して生きる哲学」 裏表紙「王道政治・民意尊重を理念として掲げ、国と人のあるべき姿を追究した『孟子』―混沌とした時代を志高く生き抜くために、我々は今こそ『孟子の精神』にその指針を求める必要がある。本書は、陽明学の泰斗が、人間の徳性、“恕”を強めて“仁”を行う、猶興の士など、『性善説』に基づく仁義礼智の思想をわかりやすく解説。良心・良識を重んじ、敢然と生きることの大切さを披瀝した講話録である。」 表紙裏「『孟子』で学ぶべきところといえば、あの信念に向かって何も恐れないという気力、迫力でしょう。安岡先生は人間として一番大切なも…
ときどきこんなことを訊かれる。「どれくらい長い間英語を勉強されているんですか?」。実を言うと、いまぼくは49歳なのだけれど英語を学び始めたのが13歳の時でつまりぼくが中学生の頃からなのだ(日本ではぼくの世代の人にはこうした形での英語学習の入り方はめずらしいことではない……と思う。もちろん例外もあるだろうけれど)。そして高校時代の学習を終えたあと、ぼくは大学に行きそこで英文学を修めたのだった(とりわけ、アメリカ文学を学びビートニクについて深く深く知ろうとした)。13歳から49歳。だから、かれこれ35年以上「歴」を持つことになろうか。でも、そうした長い時間の中には「空白期間(ブランク)」もある。そ…
八代亜紀「なみだ恋」 ♪夜の新宿 裏通り 肩を寄せ合う 通り雨... 演歌界の特級呪術師 八代亜紀 死亡 映画「月はどっちに出ている」(キネマ旬報表紙) ▶ 新宿のゴールデン街で飲んだくれていた頃に、仕事で詩人のウィリアム・バロウズを研究している大学教授とたまに隣り合わせで酒を飲んだ。 その先生が来店すると、キープボトルのように彼がカセットテープに編集した八代亜紀をかけるのが習わしだった。 若かった僕は「なんだよ。バロウズとかビートニクとか突っ張っても、チャットGPTと違って、人間なんてそんなもんだよ」と思っていた。 まあ今にして思えば、息抜きや癒やしという概念を含む、レジリエンスの弾力性を吸…
booksch.hatenablog.com AIによる音楽と詩の融合:テクノとポエトリーリーディングの実験と結果 本日、ローレンス・ファリンゲティが1953年に創業し、アレン・ギンズバーグの「吠える」やジャック・ケルアック「路上」の版元として世界的に有名になったビートニク詩人の聖地「シティライツブックストア(City Lights Bookstore)」に思いを馳せていて、そうだ、こちらの (https://note.com/books_channel/n/n3abdd6794a99 )「紙の海を航海する冒険者」でポエトリーリーディングをやってみようと思い付き、どちみちやるなら、「music…
1982年、大江が47歳の年に刊行された連作短編集 いわゆる私小説的な作品群だが、かなり物語化が施されている。有名だし読んでおくか、くらいのテンションで読むことにしたので、あまり内容も知らない状態だったが、癖の強い登場人物が次々出てきて、これがなかなか面白い。 最終的にどういう作品だったかと聞かれると難しいのだが、読んでいる最中は「これ、面白いなー」と思いながら読んでいた。「雨の木」を聴く女たち(新潮文庫)作者:大江 健三郎新潮社Amazon 頭のいい「雨の木」 ハワイで行われたシンポジウムに参加した時の話。 ビートニク詩人が出てくるが、大江は実際にハワイ大でのシンポジウムに登壇して、ビートニ…