レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ヒンデンブルグ」(1975)です。 懐かしい作品です。丁度この頃、日本映画界はパニック映画が中心で、この作品もパニック映画として公開されたことを覚えています。加えてあの「バリー・リンドン」公開から1週間遅れで公開され、だからいくらロバート・ワイズ監督作品といっても、キューブリック監督には勝てませんから興行的には大変だったと思います。まあ「バリー・リンドン」も興行的には大変だったと後で聞きましたが。 映画は、マイケル・M・ムーニーの小説をもとにヒンデンブルグ号爆発事故をグランドホテル形式、あの「オリエント急行殺人事…