田中芳樹の小説『アルスラーン戦記』の登場人物。
パルス王国の第17代国王オスロエス五世の遺児。子供の頃、タハミーネを巡って叔父のアンドラゴラス三世が火事に見せかけてオスロエス五世を暗殺、それにヒルメスも巻き込まれて公式には死亡とされた。その際、顔の半分に大きな火傷を負った。
自らを正当な王位継承者と信じており、王位を奪ったアンドラゴラス三世に対して強い憎悪の念を抱いている。パルス王国の王太子アルスラーンの出生の秘密も知っている。
アンドラゴラス三世に復讐するため、ルシタニア王国に客将として味方する。その際自らの素性を隠すため、銀色の仮面を被り「銀仮面卿」を名乗った。第一次アトロパテネ会戦では万騎長カーラーンを裏切らせ、ルシタニアを勝利に導いた。
武勇に優れ、その技量はダリューンと互角。