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パルメニデス

(読書)
ぱるめにです

古代ギリシアの哲学者。
詩的韻文の形式を以て、西洋哲学史の極めてコアな正に中核部分を未来の我々へまでも貫き通す「存在論的思惟」の一つの雛形を形成し得た西洋形而上学の「命運」に於ける正に「巨人たち」のうちの一人である*1

*1:読者諸氏の中には或いは、「かつてのプラトンとアリストテレスの探求に休む余地を与えなかった <ウーシアを巡る巨人たちの戦い γιγαντομαχία περὶ tῆς οὐσίας >(即ち、 τί τὸ ὄν; と問う古代ギリシャの哲学を勃興せしめた中心的問い)」という、極めて強烈にさえ我々の頭蓋に印象的な、ハイデガーの『存在と時間』の劈頭部を飾る、比較的著名な文言を連想・想起せられた向きも、実はそんなに、少なくはないのではあるまいか?

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