パルプマガジンとは1898年に発売された第一号の冒険総合小説誌“アーゴシー”から出回るようになったアメリカ独特の大衆娯楽雑誌のことで、粗悪なザラ紙(いわゆる木材パルプ紙)に印刷され、扇情的な表紙に彩られた雑誌の総称。 ミステリ、ホラー、SF、西部劇、ヒーロードラマ、恋愛ドラマ等、各種ジャンルフィクションの誕生・発展に大きく関わった。 また、怪奇幻想のパルプマガジン「ウィアード・テールズ」は、伝説的なパルプマガジンとして有名。
前回の記事で大切なことを書き忘れていました。 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 挨拶や年・季節の区切り、大事ですよね。私ときたら、自分の誕生日も祝わない、クリスマス、正月も楽しまない。まったくの通常運行で日々を過ごしてきました。それはそれでよいのかもしれないけれど、正月三が日~大寒~節分~バレンタインデー~ひな祭りを始めとする節供~ホワイトデー~春分……と、本年度の残りだけでこれだけある季節に配置された分岐点/イベントを味わうことによって、いわゆる春夏秋冬的な感覚を研ぎ澄ます、一年一年の時間の流れを大切にできるといった気もしています。そんなことを思っているうちに…
前週の飲み会三回(うち一回は仙台)でヘロヘロになってしまい、本を買えずまた読めずの週であった。 ■買った本(含む届いた本) ・ルーシー・ワースリー『アガサ・クリスティー とらえどころのないミステリの女王』(原書房)・中村融編『星、はるか遠く』(創元SF文庫)・James Ronald, Murder in the Family・Arthur Porges, These Daisies Told・Arthur Porges, The Devil and Simon Flagg ルーシー・ワースリーは『イギリス風殺人事件の愉しみ方』などの訳書がある歴史家。本書は「アガサ・クリスティーの画期的な伝記…
以下の投稿に思い付くまま言葉を並べるうちに気づきました。もしかしたらC.Lムーアこそ元祖触手エロ作家で、松本零士こそ元祖触手エロ絵師? Amazon.co.jp: 大宇宙の魔女: ノースウェスト・スミス全短編 (創元SF文庫 ム 1-1) : C・L・ムーア, 中村 融, 市田 泉: Japanese Books 『大宇宙の魔女(ノースウェスト・スミス全短編)』C.L.ムーア/中村融・市田泉 訳/創元SF文庫)アマンゾを見ると発売日が2021/11/11になってます。もう出てますね。訳者の中村氏は大学時代の友人で謹呈本を贈り合う仲なのですが今回も事前にいただきました。大好物なシリーズで感激です…
とりあえずメモがてら 今回の投稿の発端は以下のTweet。 そもそも「1970年代うる星やつら」を特徴付ける「毎回エイリアン美女が主人公を襲来して大変な事になる」物語文法は何処から来たのか? その起源はアーサー・マッケン「パンの大神(The Great God Pan,1894年)」とされています。https://t.co/1QT79URW3C — Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年10月23日 これ、とある狂科学者が養女に「潜在意識と表層意識を直結させる脳手術」を施したら(古代にはシャーマニズム儀礼を通じて部分チャネリングする事しか出来なかった)魔界と繋…
ジャンル一覧その6投機的スペキュレイティブ フィクションは、さまざまな重要な方法で現実世界とは異なる世界について推測します。 これらの文脈では、一般に、サイエンス フィクション、ファンタジー フィクション、ホラー フィクション、超自然的フィクション、スーパーヒーロー フィクション、ユートピアおよびディストピア フィクション、黙示録および黙示録後のフィクション、歴史改変の 1 つまたは複数と重複します。 スリップストリーム: SF/ファンタジーと主流の文学フィクションの間の従来のジャンルの境界を越える、幻想的または非現実的なフィクション。 スリップストリームという用語は、1989 年 7 月の …
SFサイエンス フィクション (かつてはサイエンス ロマンスとして知られていました) はファンタジーに似ていますが、このジャンルの物語が、その舞台となる宇宙を説明するために科学的理解を使用する点が異なります。通常、コンピューターや機械の推定される効果や影響が含まれているか、それらを中心としています。 空間、時間、または別の宇宙を旅します。 地球外生命体。 遺伝子工学; またはその他そのようなもの。 使用されている科学や技術については、十分に詳しく説明されている場合と、そうでない場合があります。 終末論的および終末論的なフィクション: 核戦争、疫病、またはその他の一般的な災害による文明の終焉に関…
MTG発売が1993年、日本上陸が1996年か…何もかも懐かしい…
「資本主義の挽臼」は何でも擦り潰す?
果たして何パス重ねれば辿り着けるやら…
『短編ミステリの二百年2』チャンドラー、アリンガム他/小森収編/猪俣美江子他訳(創元推理文庫)★★★☆☆「挑戦」バッド・シュールバーグ/門野集訳(The Dare,Budd Schulberg,1949)★★★☆☆ ――ポールは海を見つめていた。モーターボートと水上スキーの娘が衝突ぎりぎりまで突っ込みどこまで突堤に近づけるかくり返し挑んでいた。「ああ、ジェリー・ローフォードか。あの娘はいかれてるのさ。家族が金持ちで、自分でも絵を描いたりカジノで大勝ちして金を儲けた」。ポールがクラブに行くと、ジェーンが男とカジノに行き、酒を飲んでいた。「お酒はもういいわ。誰か泳ぎたいひと?」。連れの男が断るなか…
1922年にデビューし、アーネスト・ヘミングウェイを祖とするハードボイルド手法を、推理小説に持ち込んで成功させたのはサミュエル・ダシール・ハメットであったが、続いて1933年にハメットと同じく、推理小説パルプ・マガジン『ブラック・マスク』誌でデビューを果たしたレイモンド・チャンドラーは、それまでゴミ扱いをされていた推理小説を文学に引き上げた、ハードボイルド推理小説界の圧倒的存在である。1939年発表の本作「The Big Sleep」は、そのチャンドラーの処女長編であると同時に、彼の作品に於いての、と言うより、ハードボイルド小説の世界に於ける最も重要な主人公である私立探偵フィリップ・マーロウの…
【ケヴィン・エアーズの30曲+】27・Something In Between('92) Virginとの契約はワンショットだったようで再び沈黙ののち、フェアグラウンド・アトラクションのマーク・E・ネヴィンの参加が当時のCDの帯に大きく書かれてたと記憶しています「Still Life With Guitars」がPemanentというレーベルからリリース。そう時代はLPからCDに完全に移っていたのです。”Something In Between”は、ネヴィンとの共作で美しいpianoの弾き語り。ところでCD時代になってエアーズの最初のアルバムは89年に出た編集ものの「Banana Produc…
かつて地中に埋めて隠した爆弾が今まさに蘇る? "そのバタイユのアイディアのひとつに「禁忌を犯すことこそエロティシズムの源泉」という発想がある。 つまり、禁止された方が変態は楽しいよ、ということだ。..." http://tumblr.com/xgf1fuibdq — Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2011年2月6日 https://www.tumblr.com/yaz1966/3135018014/%E3%81%9D%E3%81%AE%E3%83%90%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A6%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%82%A4%E…