Pablo Casals, 1876年-1973年
スペイン出身の音楽家。クラシック音楽の奏者で、指揮者でもある。特にチェリストとしては、埋もれていたJ.S.バッハの『無伴奏チェロ組曲』を「再発見」したことで知られる。
カタルーニャ*1地方出身のカザルスは、1936年にスペイン内戦が起こるとフランスに亡命。1945年、フランコ将軍がスペインに独裁をしいていることに抗議して演奏活動を休止。1971年10月24日、国連本部において「カタルーニャの鳥は、ピース、ピースと鳴くのです」と語りかけ、平和を願って「鳥の歌」を演奏したことはつとに有名。
*1:Cataluña。バルセロナ一帯を指す地名。カタロニアとも表記される。