2000年から2009年まで利用されたプリペイドカード。関東の1都3県を中心とした民鉄・地下鉄・モノレール22社局共通。
厳密にはストアードフェアシステムのサービス名で、各社が個別に発行するプリペイドカード名(例:SKカード、SFメトロカード)に並記されている場合が多い。
2007年3月にバス共通カードと統合されたICカードPASMOの普及に伴い、現行のパスネット磁気カードによるサービスは解消に向かう。PASMOはJR東日本のSuicaとも相互利用がされており、一枚のカードで乗れる範囲は飛躍的に拡大する。
2008年1月10日終電限りを以て全社局にてパスネットカードの発売が終了、追って2008年3月14日終電限りを以て舞浜リゾートラインを除く各社局で自動改札機での利用が終了となる。PASMO未導入の舞浜リゾートラインでは2008年3月14日以降も当面、自動改札機での利用を継続する。
以後2018年1月31日まで残額の払い戻しや、一部社局にてPASMOへの残額振り替えが行なわれていた。
参加社局
- 小田急電鉄
- 京王電鉄
- 京成電鉄
- 京浜急行電鉄(京急)
- 埼玉高速鉄道
- 相模鉄道(相鉄)
- 首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)
- 新京成電鉄
- 西武鉄道
- 多摩モノレール
- 舞浜リゾートライン(ディズニーリゾートライン)
- 東京急行電鉄(東急)
- 東京地下鉄(東京メトロ)
- 東京都交通局(都営地下鉄)
- 東京臨海高速鉄道(りんかい線)
- 東武鉄道
- 東葉高速鉄道
- 箱根登山鉄道(小田原〜箱根湯本)
- 北総鉄道
- ゆりかもめ
- 横浜高速鉄道
- 横浜市交通局(横浜市営地下鉄)
参加していない社局・線区
これだけ多くの民鉄が参加していて便利であるが、逆に1都3県にありながら「なぜ対応していないの?」という社局線に出くわすケースも存在する。
- 東京モノレール(東京都港区〜品川区〜大田区:浜松町〜羽田空港)
- JR東日本系列であるため、交通系ICはSuicaに対応。
- 江ノ島電鉄(神奈川県鎌倉市・藤沢市:鎌倉〜藤沢)
- もともと自動改札設備のない無人駅が多いのが理由。PASMOに対応。
- 湘南モノレール(神奈川県鎌倉市:大船〜湘南江ノ島)
- もともと自動改札設備のない無人駅が多いのが理由。PASMOには加盟しており、2018年4月1日予定で交通系IC対応予定。
- 東急世田谷線(東京都世田谷区:三軒茶屋〜下高井戸)
- 東急線で使えない唯一の例外的線区。ただし、料金収受が路面電車のように車内で行なわれるシステムなので、パスネットに向いていないといわれれば否定できない。PASMO導入当初の世田谷線には、他には見られないユニークなプリペイド式IC回数乗車券「せたまるカード」が存在していた。
- 西武多摩川線(東京都武蔵野市〜小金井市〜府中市:武蔵境〜是政)
- もともと自動改札設備のない無人駅が多いのが理由。PASMOに対応。
- 都電荒川線(東京都新宿区〜豊島区〜北区〜荒川区:早稲田〜三ノ輪橋)
- バス路線の扱いになっていて、パスネットは使えないが、バス共通カードが利用できた。PASMOに一本化後もバス路線扱いで「バス特」が利用出来る。PASMOでの一日乗車券も発売されている。
- 流鉄(千葉県松戸市・流山市:馬橋〜流山)
- 芝山鉄道(千葉県成田市・芝山町:東成田〜芝山千代田)
- 京成電鉄に接続しているがPASMO導入の予定はない。
- 横浜新都市交通金沢シーサイドライン(神奈川県横浜市:新杉田〜金沢八景)
- 埼玉新都市交通ニューシャトル伊奈線(埼玉県さいたま市〜上尾市〜伊奈町)
- 千葉都市モノレール(千葉県千葉市)