バート・ヤング

皆大好きアミティヴィル・ホラー「悪魔の棲む家」シリーズ堂々21作目（そんなにあったのか!?）。「悪魔の棲む家 REBORN」（2018年／ダニエル・ファランズ監督）今回はオリジナル（1974年）のリメイク（2005年）の再リメイクではなく、事の発端となったロナルド"ブッチ"・デフェオ・ジュニアによる「デフェオ一家皆殺し事件」の顛末を描いています。なので、正しくは1982年の「悪魔の棲む家 PART2」のリメイクという事になります。原題は「THE AMITYVILLE MURDERS」。「HORROR」ではなく「MURDERS」になっているのがミソ。怪異ではなく事件なんですね。家に憑りついている…

1984年度製作作品。マカロニウエスタンの巨匠セルジオ・レオーネの遺作となった作品。「モリコーネ 映画が恋した音楽家」（2021）で音楽のすばらしさを知りDVD（229分版）で観ることにしました。 アメリカの禁酒時代に翻弄されるギャングたちの友情物語、行き着く先は物悲しいが、幼い時の友情は人生の宝物だと思え、その全てを音楽が語るような作品だった。 監督：セルジオ・レオーネ、原作：ハリー・グレイ、脚本：セルジオ・レオーネ レオ・ベンベヌーティ ピエロ・デ・ベルナルディ エンリコ・メディオーリ フランコ・アルカッリ フランコ・フェリーニ、撮影：トニーノ・デリ・コリ、美術：カルロ・シー、衣装：ガブリ…

毎年、備忘録的に書き残しているものですが、2023年に亡くなった方々を、列記しておきます。中には、2023年に死去されていたことが分かった方々もいらっしゃいますが。あくまでも、個人的に少しでも心に引っかかった人を列挙しています。著名人でも含まれていない方はいますので、その点は悪しからず。いつもは年末に更新してきたのですが、今年は間に合わず、年を越してしまいました。もしも、万が一、期待して待っていた方が、万万が一いらっしゃったとしたら（くどい）、ごめんなさいでした。 2021年 9月21日、白鳥みづえさん、歌手、77歳。 2022年 1月18日、小田久郎（おだ・きゅうろう）さん、詩人／「思潮社」…

" data-en-clipboard="true"> 今年のベストです。 山内大輔『ものの怪病院』（1月15日＠シネ・リーブル梅田） マイク・ダイアナ『BLOOD BROTHERS』（3月31日＠Pop! Pizza） ベン・アフレック『AIR/エア』（4月7日＠MOVIXあまがさき） 安達勇貴『優しさのすべて』（4月21日＠元町映画館） ポール・シュレイダー『カード・カウンター』（6月18日＠シネ・リーブル梅田） リチャード・リンクレイター『バーナデッド ママは行方不明』（9月25日＠MOVIXあまがさき） 蕭美玲『平行世界』（10月8日＠フォーラム山形） 曽利文彦『ピンポン』（10月30…

ことしも映画史に残る多くの俳優などが亡くなりました。2023年に亡くなった外国の映画関係者を追悼をこめて主な代表作とともに振り返ります。（ ）は没年齢。 1月16日 ジーナ・ロロブリジーダ（95）イタリアの女優。「ノートルダムのせむし男」「ソロモンとシバの女王」「戦雲」「わらの女」 1月25日 シンディ・ウィリアムズ（75）アメリカの女優。「アメリカン・グラフィティ」「カンバセーション…盗聴…」「マグノリアの花たち」 2月8日 バート・バカラック（94）アメリカの音楽家・作曲家。「アルフィー」「007 カジノロワイヤル」「明日に向って撃て!」（雨にぬれても）「幸せはパリで」「テキサス大強盗団」…

【週末息子と見る映画】のKONMA08がお送りする自己満足ブログ 【０８映画缶】 間もなく開演です！！ No.910 【ロッキー４―炎の友情―】（1985年作品） 今回はチラシとパンフレットと前売り券です。 《前売り券》 《解説》 いま、ロッキーの心の傷が炎と燃える！ '85年のクリスマス・シーズンに全米で公開されるやいなや驚異的な超ビッグヒット作となった【ロッキー４―炎の友情―】が遂に日本にも登場する！ かつては好敵手であったが今や心を分かち合う間柄となった親友アポロが近代科学の粋を駆使して《戦闘マシーン》に作り上げられたソ連のボクサードラゴによってリングの上で殺された…。妻や我が子を抱き友…

www.shochiku-tokyu.co.jp「ロッキー」シリーズ第6弾にして最終作となった作品。（後年の「クリード」シリーズでもロッキーは） 引退した元チャンピオンボクサー、ロッキーが再び闘志を燃やし、現役ヘビー級チャンピオンのディクソンとの戦いに挑む姿が描かれます。 前作から16年経ち、さらに年を重ねたロッキー（スタローンは当時60歳超え）がボクシングに挑むのが見どころ。どれだけ年を重ねても闘争心を失わないロッキーらしさを発揮しています。 感動と熱狂を与えるシーンの数々は、シリーズを積み重ねてきたからこその魅力があると言えるでしょう。放送情報ロッキー・ザ・ファイナル【吹替】 BS260 …

www.shochiku-tokyu.co.jp「ロッキー」シリーズの第5弾となる作品。監督は1作目でメガホンを取ったジョン・G・アヴィルドセン。 ボクサーから退くこととなったロッキーが、粗削りながらも才能のある若者トミーのトレーナーをする姿が描かれます。 ロッキーが現役引退をしたことにより、シリーズでは異色の内容となった今作。 トレーナーとして、父親として苦心するロッキーの姿は、これまでのシリーズがあればこそのドラマ性となっていると言えるでしょう。（ちなみに、息子役ジュニアを演じたのはシルヴェスター・スタローンの実の息子です） 治安の悪い下町の設定を活かしたラストバトルの展開にも注目です。放…

www.shochiku-tokyu.co.jp「ロッキー」シリーズの第4弾となる作品。監督はシルヴェスター・スタローン。2022年には再編集&デジタルリマスター化して再上映されたことでも話題となりました。 チャンピオンとなったロッキーに挑むためソ連から来訪したドラゴ。ある因縁からロッキーが彼に挑むこととなる様子が描かれます。 本作で重要となるのが“友情”の部分。ロッキーとアポロ、ライバルであった二人の友情が痛烈な形で描かれている点に注目です。 また、本作ではロッキーがソ連で試合をすることに。完全なアウェーの中でもファイト精神を失わない姿は熱くなれること間違いなしです。 ドラゴ役には、アクショ…

www.shochiku-tokyu.co.jp「ロッキー」シリーズの第3弾となる作品。監督は主演も務めるシルヴェスター・スタローン。 ヘビー級王者として挑戦者を次々に倒していくロッキーが、新たな挑戦者クラバーとの死闘に挑む様子が描かれます。 強敵クラバーとの闘いによる挫折、師であるミッキーとの別れなど、栄光を手にしたロッキーが前2作とは異なる苦境に立たされる姿が特徴的です。 そんな中でもかつての宿敵アポロとの共闘など、熱い展開が待ち受けているのが見ごたえとなっている一作です。放送情報ロッキー3【吹替】 BS260 ＢＳ松竹東急 2023/10/16(月) 20:00-21:56＜過去の放送＞…

www.shochiku-tokyu.co.jp「ロッキー」シリーズの第2弾となる作品。シルヴェスター・スタローン自身が監督を務めてもいます。 ボクサーから退いたロッキーと、彼をKOできなかったアポロとが再戦に挑む様子が描かれます。 前作の因縁が生み出す対決が面白い作品。 ロッキーにもアポロにも思いがあっての戦いとなり、ぶつかり合うのが試合にも熱を与えてくれます。 1作目から引き続いてみたい一作です。放送情報ロッキー2【吹替】 BS260 ＢＳ松竹東急 2023/10/10(火) 20:00-22:18＜過去の放送＞ 2023/5/23(火) 20:00-22:17作品概要原題：Rocky I…

www.shochiku-tokyu.co.jp当時無名だったシルヴェスター・スタローンの出世作ともなったシリーズ第1作目。 フィラデルフィアの下町で借金の取りたてを請け負っている無名のボクサー、ロッキーが、ひょんなことからチャンピオンであるアポロと戦うことになり、人生をかけて挑む姿が描かれます。 「無名のボクサーがチャンピオンに挑む」というスポーツ映画の王道とも言える展開が魅力。 スタローンの粗削りながらも熱い演技がロッキーというキャラクターとマッチしていることもあり、見応えのある内容に仕上がっています。 そうしたキャラクターのドラマがあった上で行われるアポロとの試合シーンは、本当の試合を見…