Barry Lyndon
18世紀半ば。無一文のアイルランド人青年バリーが、七年戦争に参加から始まって立身出世。上流階級にまで上り詰めるが、やがて没落してイギリスから追放されるまでを描く、サッカレーのピカレスク・ロマン(悪漢小説)の完全映画化。
時代考証から凝ったライティングの撮影まで、完全主義者スタンリー・キューブリックの徹底した意匠が反映された映像が見ものだが、公開当時は観客の感情移入を意図的に排した作風により、興行的苦戦を招いた。但し技術的評価は非常に高く、アカデミー賞を4部門で受賞している。
尚、アイリッシュ・バンドのチーフタンズは、本作で注目を浴びる存在となる。
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