Hanse
もしくは単にハンザ(昔のドイツ語で「仲間」とか「集まり」とかの意)とも。固有名詞として用いる場合は13世紀から17世紀まで存続したドイツ北部およびバルト海沿岸を中心とする商人/都市の連合体。
1241年にリューベックとハンブルクが結んだ同盟に端を発し、リューベックを盟主に、最盛期には200を超える加盟都市を誇った。
だが、強力な意志決定機構を持たず、大航海時代の到来による経済的なパワーシフト、および領域国家の台頭による圧迫などから衰退。
16世紀末に事実上活動を停止するに至った。
なお、17世紀の同盟消滅後もリューベックとハンブルクとブレーメンの三市はハンザ都市を名乗り続ける権利を保持していた。