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ハウスホーファー

(地理)
はうすほーふぁー

Karl Haushofer(1869年〜1946年)
ドイツの地政学者、軍人(陸軍少将)。ミュンヘン大学教授(地理学)。
駐在武官としての来日経験もあり、日本語に堪能。このこともあって、ハウスホーファー地政学はドイツ以外では日本で最も広く受け入れられた。
チェーレン(地政学という言葉を作った人)やラッツェル(有機国家論で知られる政治・地理学者)、マッキンダーのハートランド理論などの影響を受けつつ地政学を大成した。
ルドルフ・ヘスはミュンヘン大学当時の彼の教え子であり、後に彼がハウスホーファーをヒトラーに紹介する。ハウスホーファーは獄中のヒトラーとヘスに何度か面会しており、ヒトラーが獄中で執筆(ヘスの口述筆記)した「我が闘争」の内容に地政学の影響を見るのは容易である。
生存圏(レーベンスラウム)と総合地域の理論は、ナチスによる侵略の正当化に援用されたが、ハウスホーファー本人のナチス政権への影響力をそれほど過大に見積もることはできない。
1946年、自殺。

登場作品

  • 帝都物語*1
  • 鋼の錬金術師(TV版最終回)
  • ゴルゴ13(第61巻表題作「裏切りのスワスチカ*2」)

*1:西洋版風水師みたいなキャラとして、彼が「トモダチ」と呼ぶ加藤保憲と中国の秘密結社の秘儀を見たり弥勒菩薩見たり。息子のアルブレヒトも登場し、石原莞爾との会談で八丈島の風俗をほめたりフリーメースンリーの影響を危惧したり東京の都市計画を批判したり

*2:実は名前と解説しか登場しません

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