【 Nero Wolfe 】
レックス・スタウトに依る、架空の名探偵。エラリー・クイーンに依ると、[ Sherlock Holmes ]と母音の綴りが同じ順序列になっている事から、ネロ・ウルフの名はシャーロック・ホームズのアナグラムの一種と言われている。
一説によると、父親はシャーロック・ホームズ、母親はアイリーン・アドラと言われている。
1939年発表 ネロ・ウルフ6 大村美根子訳 光文社文庫発行 前作『料理長が多すぎる』 次作『我が屍を乗り越えよ』 粗あらすじ 愛する蘭の出品のため重い体を動かしたウルフは、旅路の途中で自動車事故に見舞われる。運転者兼助手のアーチー・グッドウィンと、二人して助けを求めて牧草地に足を踏み入れた矢先、怒声が飛んできた。彼らの命は一頭の牛に握られていたのだ。かくして、その全米チャンピオン牛シーザーとかかりあいにあった二人は、シーザーをめぐる数奇な事件に巻き込まれることになる。 いやあまず題材がいいですね。全米チャンピオン牛って響きもいい。巨牛シーザーと巨漢ウルフの対比も良いし、アーチーと美女リリーの…