[英] Niue
ニウエは、ニュージーランドの北東約2,400kmに位置し、ニュージーランドと自由連合関係にある国家。日本は2015年5月15日、195番目に承認*1。
12か国と外交関係を開設し、34の国際機関に加盟している。
珊瑚礁が隆起してできた島。そういうわけで島の周囲は崖となっており、港湾も存在しない。
もともとはポリネシア人たちが住む島であった。島民はニュージーランド市民権も持つので、ニュージーランド本土への出稼ぎが最大産業である。
十分な働き口が存在しないために人口流出は続き、島に住む人間は慢性的に減少傾向にある。その他にも政府が最大の雇用主で、これといった産業がないため大半の住民が農業を営んでいるとか、いわゆる過疎村を連想させる特徴を多々持つ。
1774年、キャプテン・クックがニウエを確認するも、ニウエ人によって上陸を阻まれ、ニウエを未開の島と名付ける。
1846年、ヌカイ・ペニアミナらサモア人キリスト教宣教師団が布教活動を開始。
1876年、マタイオ・トゥイティガが初代の王に選出される。
1900年、ニウエ王の要請により英国の保護領になり、ニュージーランド総督がニウエを訪問。
1901年、ニュージーランドの属領になる。
1960年、議会が設立。
1974年、ニウエ憲法の下、内政自治権を獲得、ニュージーランドとの自由連合に移行。