スクウェア・エニックスより2003年9月11日に発売されたPlayStation 2用アクションRPG。開発はキャビア。通称DOD。
マルチエンディング方式で、5つのエンディングが用意されている。
続編として『ドラッグ オン ドラグーン2 -封印の紅、背徳の黒-』『ドラッグ オン ドラグーン3』がある。
2010年に発売された『ニーア レプリカント』『ニーア ゲシュタルト』は、本作の"Eエンド"からの続きの世界とされる。ただし、設定上の話でストーリーの繋がりはない。
竜に飛び乗り飛翔しながら敵と闘う開放感と、己の肉体で剣と魔法を使っての攻撃で敵を蹴散らす爽快感を兼ね備えたアクションRPG。さまざまな思惑が絡み合い、醜い人間の欲深さや人生の苦悩などを描いた濃厚なストーリーを楽しめる。
プレイヤーキャラクターは、自分の国を滅ぼされ、傭兵として生きている元王子のカイム。ある日、戦いで傷ついたカイムの目の前に、1匹の瀕死のレッドドラゴンが横たわっていた。カイムとドラゴン、彼らが助かる道はお互いの「契約」であった。そしてドラゴンとカイムは助け合いながら運命に翻弄されながら生きていくのである。ゲームのシステムは3つのエリアによって構成されている。ドラゴンで飛行し敵の空中舞台を殲滅する「上空エリア」、地上の敵をドラゴンに乗りながら闘い、着地ポイントを探し出す「低空エリア」、さらにドラゴンから降りてプレイヤーが剣で敵をなぎ倒す「地上エリア」とに分かれている。
ゲームとしての洗練されたシステムも魅力であるが、多くの要素が入り組んでいる物語も重厚で奥深い。人間と生物と神の関係、女神の役割、古代遺跡からの巨大兵器といった、剣と魔法の古きヨーロッパのファンタジーの世界にハマってみてはいかがだろうか。(岡田幸司)
遠い昔・・・・・・
まだドラゴンが空を飛んでいた時代、地上では
「連合軍」と「帝国軍」の二大勢力が世に調和
をもたらす女神をめぐって争いを続けていた。
「帝国軍」は短期間に恐るべき強さを身につけ、
「連合軍」が女神をかくまっている城を襲撃する。
調和を崩しはじめた世界の運命は今、たった
ひとりの男に託されようとしていた。
オフィシャルサイト より引用