Titus Flavius Domitianus。AC51年10月24日生〜AC96年9月18日没。
ローマ皇帝。フラウィウス朝最後の皇帝で、先代皇帝ティトゥスの弟で、先々代皇帝ウェスパシアヌスの息子。
兄ティトゥスの急死で帝位に就くが、元老院議員や騎士階級のものをたびたび告発しては死刑にした事、ユダヤ人やキリスト教徒を迫害した事などから、彼の死後のローマ人(タキトゥス、スエトニウス、小プリニウス等)や後世のキリスト教から、暴君という評価を受けている。
最後は暗殺によって迎えた。
彼の死後帝位を継いだのが、いわゆる五賢帝時代の一人目の皇帝ネルウァである。
最終タイトルはImperator Caesar Domitianus Augustus Germanicus, Pontifex Maximus, Tribuniciae Protestatis XVI , Imperator XXIII, Consul XVII, Pater Patriae*1
ティトゥス→ドミティアヌス→ネルウァ(ネルヴァ)
*1:インペラトール・カエサル・ドミニアヌス・アウグストゥス・ゲルマニクス、最高神祇官、護民官職権行使16年目、インペラトール歓呼23回、コンスル17回、国父