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2003年度公開作品。アメリカ映画。
前作をはるかに凌ぐアルモドバル監督の最高傑作としてアカデミー賞監督賞・脚本賞にノミネート。
また、ゴールデン・グローブ賞をはじめとする、世界の映画賞を席巻した作品がついにベールをぬぐ。
そこで描かれるのは、生と死、愛と孤独、痛みと希望、そして切ないまでのコミュニケーションへの渇望である。
愛する者が昏睡という、手の届かない世界へ行ってしまった時、ある者は涙に生きるしか術を知らない。だが決してあきらめることなく、語りかけ、呼びかけ続ける者もいる。届かないはずの言葉は届くのか? 愛は奇跡をもたらすのだろうか? だがその代償は? そんな問いへのひとつの答えを、アルモドバルは、温かな洞察と啓示に満ちた切ない究極の愛の物語へと結実させた。