東映が松竹の「男はつらいよ」シリーズに対抗して、昭和50年代前半に製作した「デコトラ」物の、ギャグ・アクション映画シリーズ。鈴木則文監督、菅原文太・愛川欽也主演。
日本各地を舞台に派手な装飾を施したトラックを駆る長距離トラックドライバーの、マドンナとの淡く切ない恋やライバルのトラックドライバーとの熱く激しいバトルをコメディータッチで描いた日本を代表するロードムービーでもある。また、毎回のクライマックスで「一番星号」が電飾を破損しながらも、積荷(もしくは人)を目的地まで時間内に運ぶべく爆走するシーンは一番の見所。
昭和50年公開の第1作「御意見無用」から昭和54年公開の「故郷特急便」までの全10作が制作・公開され、主人公・星桃次郎の愛車「一番星号」*1をはじめとする同作品に出演したアートトラックは現在でもトラックドライバーの憧れである。