北京国家体育館の氷の状態は、昨日のアイスダンスFDと女子シングルSPを見る限り、滑らないように見えた。エッジワークに優れるはずのアイスダンスの選手たちもスケーティングにかなり苦労しており、ステップが乱れる場面も複数見られた。それでも上位の選手は、しっかり演技を終えていたから、そこがメダル争いに絡む必要条件でもあるのだろう。 女子シングルFSは住吉りをんがジャンプのミスで崩れる一方、吉田陽菜は最初の3Aで波に乗り、順位を上げて表彰台に立った。そして坂本花織は苦手なフリップのミスはあったものの、それ以外は完璧な演技で優勝を飾る。キス&クライでの表情は、もう少し点を出したかった後悔とも、何とかトップ…