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テンプル騎士団

(一般)
てんぷるきしだん

中世に存在した騎士修道会のひとつ。その本拠地がエルサレムの神殿跡地だったことからこう呼ばれる。神殿騎士団と表記されることも。


十字軍によって設立されたエルサレム王国は、軍事的に弱体であり、特に巡礼者は、イスラム教徒の襲撃に対抗しうる術がなかった。1118年、ふたりの騎士が、巡礼へのパトロールを始めたのがテンプル騎士団発祥の起源とされる。
この無償の挺身行為に感銘を受けた人々によって援助を受け、やがて彼らはカトリック教会によって修道会として認可される。このとき、「修道士であると同時に騎士」という新しい身分が誕生した(このため騎士団より騎士修道会と表記するほうがより正確)。認可を受けたテンプル騎士団には西欧からの寄進が集まり、やがて富と軍事力を持ち、政治的に独立した巨大組織に成長する。
やがてイスラム国家の反撃によって、騎士団はエルサレムから放逐されるが、その後はむしろ銀行業に精を出すようになり、莫大な富と権力を持つテンプル騎士団は、人々から疎まれ、恐れられるようになる。
最終的に、その富に目をつけたフランス王により、テンプル騎士団は悪魔崇拝者としての冤罪を着せられ、解散させられる。

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