Admiral Mcfaty Tianem
一年戦争時の地球連邦宇宙軍の将官。
ほとんどの場合、「ティアンム提督」と表記される。
階級については諸説あるが、戦争のほぼ全期間を通して中将であったと考えられる。
開戦時、ルナツー駐留の第四艦隊司令長官*1。
ブリティッシュ作戦時には連邦艦隊を率いてコロニー落としの阻止にあたり、ジオンのコロニー護衛艦隊と交戦。一説によれば艦隊の70%に及ぶ損害を受けたとも言われるが、結果としてジオンの作戦目標の阻止に成功している。
いずれにせよこのときの損耗が原因でルウム戦役には参加していない。
ルウム後は残存の宇宙艦隊の維持と戦力回復に尽力*2、もっとも苦しい時期の連邦宇宙軍を支えている。
戦争末期、星一号作戦の開始に伴い、第二連合艦隊の司令長官に就任*3しており、宇宙要塞ソロモンへの攻撃(チェンバロ作戦)を指揮。
第三艦隊を丸ごと囮に使い、暗礁宙域からソーラーシステムを使用する(しかも残りの全艦隊をその護衛としておく)という大胆な作戦を実施、ソロモンの防衛力を崩壊させている。
爾後、ソロモンへの突入を成功させ、また、ジオン残存艦隊へのソーラーシステムによる第二撃を加えて会戦の帰趨を決定づけている。
だが、最終局面でのジオン軍の局所反撃により旗艦タイタンを撃沈され戦死。戦争終結を見届けることはできなかった。
功績をたたえ、後に、連邦軍のラー・カイラム級戦艦の一隻が「アドミラル・ティアンム」と命名されている。