中国映画『1950 鋼の第7中隊』を観る。 朝鮮戦争に介入して北朝鮮に侵入したアメリカ軍を退けるために、金日成の要請を受けて毛沢東が送り込んだ中国軍の死闘を描く戦争映画。北朝鮮を助ける正義の中国軍という位置づけの映画なので、なんとも感情移入がしにくい。 監督は、チェン・カイコー、ツイ・ハーク、ダンテ・ラムという超豪華な布陣で、いったいこの3人がどういう役割分担で映画を撮ったのか、実に気になる。が、この3人が中国資本をバックに予算をガンガン注ぎ込んでとったものだから映像の迫力は半端ない。モブシーンのエキストラの人数はとんでもないことになっているし、炸裂する火薬の量もとてつもない。 主役の伍千里を…