内田百間の「サラサーテの盤」を鈴木清順監督が独自の感性で解釈、映像化した。
1980年、東京タワーの駐車場に建てられたドーム型テント・シネマプラセットで上演され、9万6000人という驚異的な動員数を記録したことでも話題となった。
4人の男女が、パブロ・デ・サラサーテ自ら演奏する「ツィゴイネルワイゼン」のSPレコードを取り巻く、妖艶な世界へと迷い込んでいく。
『陽炎座』(1981年)、『夢二』(1991年)と並んで「(大正)浪漫三部作」と呼ばれる。
Zigeunerweisen
パブロ・デ・サラサーテのヴァイオリン曲。→ チゴイネルワイゼン