[英] Team Pursuit
チームパシュートとは、ワールドカップでは2004年〜05年シーズンから、オリンピックでは2006年のトリノオリンピックから正式種目となったスピードスケートの競技種目。団体パシュートともいい、スピードスケート唯一の団体種目で、男女それぞれの種目がある。
なお、自転車のトラックレースでも同名の競技形態がある。
3選手一組で編成されるチームで競い合うもので、ホームとバックの二つのストレッチから2チーム6人が同時にスタートして、3番目にゴールした選手の記録*1で順位を争う。なお、半周遅れとなって同走のチームに抜かれるとその時点で失格となる。
女子は400mリンク6周、男子は8周を滑走し、チーム内の3人全員が、それぞれ最低1周以上滑走すれば、レース中に滑走順を入れ換える場所や回数に制限はない。
先頭の選手には空気抵抗がかかり、体力を消耗するのに対して、2、3番目の選手は先頭選手が風よけになるため、体力を温存することができる。このため、個人の持ちタイムよりも一般的にタイムはよくなる。
準々決勝(予選)では、1レースを滑走し、記録順に上位4チームが準決勝に勝ちあがる。準決勝以降は、トーナメント方式となり、同走の相手チームに勝利することで勝ち上がる。
1レースでのタイムのみで順位を決定する。
*1:3人目の選手のスケート靴のブレードの最後尾がゴールラインを通過した時点