Chieftain(英)
イギリスの戦車。英陸軍の伝統に従い、Cで始まる名を持つ。
60年代から70年代にかけて配備された、戦後第二世代の戦車。ただし、同世代の戦車と異なり、120mm砲を搭載している。
大戦末期に登場したセンチュリオンと、戦後配備された重戦車コンカラーを置き換えるためのMBTとして設計された*1。
当時は機動力重視と装甲軽視の時代で、フランスのAMX30のような戦車も出現していた。
が、チーフテンはコンカラーと同等の火力を求めて120mmライフル砲を装備し、さらに重装甲と弱機動力という当時の主流*2とは逆行する戦車となった。
このため当時から評価の分かれる戦車となった*3。
イギリスとの関係の深い中東諸国への売り込みは成功し、クウェート、イラン、ヨルダンなどで使用されている。
リスト::戦車