ノーム・チョムスキー(Noam Chomsky) 1928年アメリカ、ペンシルバニア州フィラデルフィア生まれ。ユダヤ系アメリカ人。 マサチューセッツ工科大学教授。言語学者。 生成文法理論を提唱して言語学に変革をもたらした。 ベトナム戦争以来、アメリカの対外政策を批判し続ける。 またイスラエルによるパレスチナへの軍事行動も強く批判している。 特に9.11テロ以降はアメリカの中東政策への批判を強め、イラク戦争にも強く反対した。
よく、「ブロック学習」と「インターリーブ学習」のどちらがイイの? ということが議論されます。 そこで、今回は、学習方略である「ブロック学習」と「インターリーブ学習」の「向き・不向き」というか、「インターリーブ学習」が有効な学習者について考えてみます。 (ブロック学習) 一つのトピックやスキルを一定の時間集中して学習する手法。学習者は一つの概念やスキルを完全に理解し、それをマスターするまで他のトピックに移らないというアプローチ。 (インターリーブ学習) 異なる種類のタスクや情報を交互に練習する学習方法。ブロック学習の合間に関連性がある別の学習を挟むアプローチ。 私的には、「ブロック学習」だけやっ…
生成文法理論とは、アメリカの言語学者ノーム・チョムスキーによって1950年代に提唱された言語理論です。 生成文法理論は、人間が言葉を生み出す能力は、生得的に備わっているという考えに基づいています。そして、言語の生成は、深層構造と呼ばれる意味・論理構造に基づいて、変形規則によって表層構造と呼ばれる音声・文字構造に変形されるという考えです。 生成文法理論は、言語の生成の説明可能性を高めたことで、言語学に大きな影響を与えました。また、言語獲得の研究にも大きな影響を与えており、言語獲得は、生得的な普遍文法に基づいて行われると考えられています。 生成文法理論は、チョムスキーの研究によって発展を続けており…
言語獲得装置(LAD)とは、1960年代にノーム・チョムスキーが提唱した言語習得理論の概念です。LADは、人間に生まれながらに備わっている言語を獲得するための能力であると考えられており、言語の普遍文法(UG)と呼ばれる、あらゆる言語に共通する構造や規則を処理する能力を有するとされています。 チョムスキーは、言語の習得は、周囲の環境から言語を学習するだけの学習理論では説明できないと主張しました。なぜなら、幼児は、周囲から言語を学習する量や質が十分でないにもかかわらず、短期間のうちに母語を習得してしまうからです。チョムスキーは、幼児が言語を獲得するためには、LADのような生得的な能力が不可欠である…
チョムスキーは、アメリカの哲学者、言語学者、認知科学者、論理学者です。1928年生まれで、現在はマサチューセッツ工科大学の言語学および言語哲学の研究所教授兼名誉教授を務めています。 チョムスキーは、言語学において「生成文法」の理論を唱え、言語学に革命をもたらした人物として知られています。生成文法とは、人間がどのようにして言語を生成することができるのかを、普遍文法に基づいて説明する理論です。チョムスキーの理論は、言語学だけでなく、コンピュータサイエンスや数学、心理学など、さまざまな分野に影響を与えました。 チョムスキーは、政治活動家としても知られています。ベトナム戦争やイラク戦争などの戦争を批判…
◯知識と知恵 すぐにウィキペディアなどで調べて、説明が出てくると、そこでじっくり考えることがなくなる人が多くなったように思えます。そこで知識習得だけになっては、意味がありません。それこそ知識は、ITのDBに無限にあるのですから。 これまでだったら、調べるのにたくさんの時間や費用がかかったのですから、それがなくなった分、思考に回すことです。そこから自らの問いや疑問を生じさせ、徹底して考えていくのです。その面倒を省いてはなりません。 自分なりの知恵を出すまでには、忍耐力、注意力の維持が、必要となるでしょう。 考えることで、何が出てくるかよりも、考えるトレーニングや持続力を身に付けるため、それを衰え…
昨日新聞を見ていたら、外報面に小さな記事がありました。 米政府代表団は22日、南太平洋の島国ソロモン諸島でソガバレ首相と会談し、ソロモン諸島が中国と結んだ安全保障協定に関して「事実上の恒久的な(中国)軍の駐留や軍事施設建設に向けた動きがあれば、相応の対応を取る」と強く警告した。 (米、ソロモン諸島に強く警告 中国の軍事拠点化なら「相応の対応」 | 毎日新聞) 過去の記事を調べてみると、ソロモン諸島では去年(2021年)の11月26日に、首都ホニアラで暴動が起き、建物が放火され、商店では略奪が起きたという記事があります。ああ、そう言えば…と、少し思い出したのですが、11月28日付記事には、こうあ…
ノーム・チョムスキーは言語学者と言って良いのか、ウィキペディアによると、哲学者、言語哲学者、言語学者、認知科学者、論理学者といろいろな肩書きがついている。この本は酒井邦嘉さんが書いたチョムスキーについての本である。 チョムスキーはアメリカの学者で日本ではそんなに有名ではないが、海外ではダーウィンやアインシュタインと並ぶほどの革新的な学者の一人である。2022年の現在もまだ存命でいるが結構なお爺ちゃんである。 元々、チョムスキーが言語学をやっているというのは何となく知っていたが、実際にどんな内容なのかは知らなかった。彼の革新的な考えに触れる導入として非常に良い本だと思った。
ランキング参加中英語 ランキング参加中英語学習 ランキング参加中英語学習者ブロググループ ランキング参加中英語 今回は「日本語と英語の違い」について紹介します。 「英語を話せるようになりたい!」…と思い、英語の単語帳を買って、英会話教室に通い、英語学習のアプリをダウンロードし、オンライン英会話に挑戦し、英語系YouTuberをすべてチャンネル登録したにもかかわらず、「いつまでたっても話せない!」と嘆いている方。 日本人が英語を学び始めても、なぜこのように挫折する人が多いのか? それはひとえに「日本人にとって英語は、他の言語と比べて習得するまでの『難易度』が高い言語である」からです。 この記事を…
Chào buổi sáng mọi người! はいさい🌺ソムタム娘です。 沖縄はどこのコンビニでもほとんど外国人の方がレジを担当してくれます。マクドナルドなんかも多い気がします。 そういえば商店街にあるてんぷら屋さんで見かけたこともありました。それにしても皆さん日本語が上手だなぁと感心してしまいます。 さて、私たち日本人はほとんどの人が日本語を母語として日常で使っていると思います。 そんな第一言語と言われる母語。どうやって身に付けているのでしょうか。 人が言語を身に付けていく仕組みを知ることは、日本語を教える立場になる上で必要な知識です。 そして自分自身の今後の外国語(タイ語やベトナム語…
細く長く読んできた、『妻を帽子とまちがえた男』がいよいよ終盤にさしかかってきた。 昨晩、15章「追想」を読んでいて気になったことがある。 でもその前に。気になったことの長い前置きとして、この「追想」の内容を概観する。 この章で出てくる、C夫人という人物は、齢88才の老婦人で、老人ホームに住んでいる。 ある日彼女はなつかしい夢を見た。それは、彼女がアイルランドで過ごした子供時代の夢だった。 夢の中には歌が出てきた。 その歌は、彼女が子供時代、みんなといっしょに歌ったり踊ったりした歌だった。 ここまではいいのだが、 C夫人が目覚めたあと、その歌(音楽)はまだ、大きくはっきりと聞こえてくるのである。…
展覧会『須田日菜子「噛み合わない会話」』を鑑賞しての備忘録KATSUYA SUSUKI GALLERYにて、2024年4月6日~21日。 スプレーを用いて限られた数の線で身体を描き出した「Discordant conversation」シリーズを中心とする、須田日菜子の個展。 《hip to face》(1940mm×1620mm)は、左腕を頭上に挙げ、右肘を曲げて右手を前に突き出す人物の後ろ姿を、スプレーで吹き付けた黒い線で表わした作品である。緩やかな円弧2つで両肩を、その間に"∩"で頭部を、その右側の直線に接するように小さな円弧を縦に2つ並べて眼と口とを、その左に配した円弧で耳を表現してい…
(潜在変数とモデル検証について説明します) 1)潜在変数 統計学において、潜在変数(latent variable、ラテン語: lateoの現在分詞、「隠れている」に由来) は、直接観察または測定できる他の観察可能な変数から数学的モデルを通じて間接的にのみ推測できる変数です。 潜在変数モデル( latent variable models)は観測変数と潜在変数の同時分布で表現された確率モデルの総称です。 観測変数を潜在変数の観点から説明することを目的とした数理モデルは、潜在変数モデルと呼ばれる。潜在変数モデルは、心理学、人口統計学、経済学、工学、医学、物理学、機械学習/人工知能、バイオインフォ…
最近のパレスチナ問題がこんな年寄りでも気になっています。ユダヤ人の文学は前から少しは読んでいたのですがパレスチナ系の人に関するものを全く読んでいないことに思い至り、エドワード・サイードの2009年に出た追悼集『エドワード・サイード 対話は続く』(みすず書房)の分かりやすい部分、ノーム・チョムスキーとダニエル・バレンボエムのところを読んでみました。それによってサイードの深遠な思想や音楽性を垣間見る思いがしました。 www.msz.co.jp 彼はパレスチナ問題が持つ歴史的に複雑に絡み合う構造的な問題に対して発言していましたが、アメリカ人としてもパレスナ人としても本来的な理解が得られなかったようで…
どっちがどっち? まずは 下の2つの図について 始めてみたいと思います。 2つの図 仮に、この どちらかの図に対して "ブーバ(: Bouba; /ˈbuːbə/)"、どちらかの図に "キキ(: Kiki; /ˈkiːkiː/)" と 名前をつけるとするならば、どっちが "ブーバ" で どっちが "キキ"になる?" と尋ねたとします。 すると おおよその人が、右の丸っぽい図の方を"ブーバ"、左の尖った図の方を"キキ"と 答える傾向があることが知られていて、2001年 UCSD の V. S. Ramachandran 達が 最初に これをまとめて報告し "ブーバ-キキ 効果(: Bouba/k…
道端に咲いている花に気付き、思わず足を止めじっと観察してみる。 どうやらタンポポのようだ。アスファルトから覘くその姿はどこか可憐でいても力強い息吹を確かに感じさせる。ふと、昔テレビなどでよく耳にしていた「アスファルトに咲く花のように」という旋律が歌詞に乗せて頭の中で音楽となって鳴り響く、そしてふとある事を思い出してノートの端くれに覚書として留めていた言葉に目をやる「散って末枯れたタンポポの瓦のすきにだあまって、春の来るまで隠れてる、強いその根は目に見えぬ」という金子みすゞの詩を眺めながら、ああ、暗がりに隠れていたそのタンポポは春の訪れをじっと静かに待っていたのだ、そうだ、春が来たのだと思うに至…
⽂字の不思議 私は⼈の顔を覚えるのが苦⼿です。⼦供の頃からクラスメイトの名前と顔が⼀致するまでに時間がかかりました。⼤⼈になった今でも変わりません。初対⾯の編集者とたっぷり2時間の打ち合わせをして、帰りの電⾞の中ではすでにどんな顔だったか思い出せなくなっている……なんてことが珍しくない。そして2回⽬の打ち合わせのときに「そういえばこんな顔だったかなあ?」と思い出すわけです。 私のこの⽋点は、私が作家であることと関係があるかもしれません。 というのも、脳の読み書き能⼒と顔認識の能⼒にはトレードオフの関係があるらしいからです[1]。もちろん私は三島由紀夫のような美⽂家・名⽂家ではありません。それで…
3/24(日) 睡眠時間6時間半 9,829歩 他の方のゲーム攻略記事を見ると、ちゃんと軸となるポータル記事がある。私もステラアビスでそうすればよかったなぁ…と今更思ったり。そもそも日記の範疇ではないと言われたらそうなのだが。 やったこと OOC2024 団らん ごはん その他 やったこと 夜明け近くまで体験版に没頭して就寝。そして迎えるお昼。今日は朝からバッチリ準備をしてOOCに向かおうと算段を立てていたが、そんな予定は果たされず布団の中で開会の時間を迎えることになってしまった。ひどい体たらくである。 日記を書こうか迷ったが、少しでも早く行くべきだよなぁと感じたため、気持ちも服も切り替え慌て…
ガーンズバック変換 作者:陸 秋槎 早川書房 Amazon ヨーロッパの古典文学から吟遊詩人、神話に異常論文、ゲームに香川の女子高生百合とAI、なんと知識人で引き出しの多い作家さんなのでしょう。SFしている3作がエンタメ寄りで、それ以外は膨大な知識量を浴びせられて窒息しそうな(意識が飛んで、行読みが滑る滑る)短篇でしたが、面白かったです。 ▪️開かれた世界から有限宇宙へ ゲーム機でなくスマホのプラットフォームでゲーム世界に光と陰影のリアリティを求めたいが、メモリ消費を抑えるために光源である太陽と月を動かさない世界観を考える話。めちゃくちゃ面白かった。 ▪️ガーンズバック変換 ガーンズバックとは…
20世紀の哲学は、前例のないほどの多様性と深みを持っています。この時代には、存在論から倫理学、政治哲学に至るまで、人間の思考と存在に関する根本的な問いが提起されました。ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインからジュディス・バトラーまで、ここで紹介する10人の哲学者は、それぞれ独自の視点からこれらの問いに答えを出し、後世の哲学に大きな影響を与えています。初心者の方々にもわかりやすく、それぞれの哲学者の核心的な思想を500文字で紹介していきます。 1. ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン ウィトゲンシュタインは、言語とその意味に焦点を当てた20世紀を代表する哲学者の一人です。彼の主著『論理哲学論考』で…
アメリカのジャーナリストのタッカー・カールソン氏が、ロシアのプーチン大統領に、主にウクライナ問題に関してインタビューをした動画が挙げられています。 西側諸国では報道されることがないロシア側からの見解・視点を知れる貴重なインタビューです。
・『9.11 アメリカに報復する資格はない!』ノーム・チョムスキー ・『聖ウラジーミルの十字架』イーヴリン・アンソニー ・ネオナチの極右勢力「アゾフ大隊」 ・我々はすでに第三次世界大戦に突入した ウクライナ問題は、元来は、ソ連崩壊後の国境の修正という「ローカルな問題」でした。(中略) しかしこの問題は、初めから「グローバルな問題」としてもありました。 アメリカの地政学的思考を代表するポーランド出身のズビグネフ・ブレジンスキーは、「ウクライナなしではロシアは帝国にはなれない」と述べています(邦訳『地政学で世界を読む――21世紀のユーラシア覇権ゲーム』日経ビジネス人文庫』)。アメリカに対抗しうる帝…
・『9.11 アメリカに報復する資格はない!』ノーム・チョムスキー ・『聖ウラジーミルの十字架』イーヴリン・アンソニー ・ネオナチの極右勢力「アゾフ大隊」 ・我々はすでに第三次世界大戦に突入した マリウポリの街が“見せしめ”のように攻撃されているのには理由があります。アゾフ海に面した戦略的要衝というだけでなく、ネオナチの極右勢力「アゾフ大隊」(2014年に白人至上主義極右思想の外国人義勇兵も含めた民兵組織として発足。現在はウクライナ内務省傘下にあるが、ナチスを彷彿〈ほうふつ〉とさせるエンブレム「ヴォルフスアンゲル」を部隊章として用いている。日本の公安調査庁も「ネオナチ組織がアゾフ大隊を結成した…
この場所で芭蕉は「閑さや~」の句を着想したらしい ◎日本一公園(楯山公園)からの眺め 気宇壮大な公園名 月山を離れ、この日に宿泊する山形市へ向かった。国道112号線を寒河江川に沿って東南東に進み、当初の予定では寒河江市に入り、その地の高台から月山の全容を眺めるつもりでいたが、相変わらず月山山頂は雲の帽子を被っていた。 そこでルートを変更して、大江町にある「楯山公園」に向かうことにした。この公園の高台からは最上川の大蛇行が見られるとのことで、写真にあるように通称は「日本一公園」といい、「最上川ビューポイント」に認定されている。 それにしても、「日本一公園」とはよく名付けたもので、その誇りの高さに…
[哲学] 谷口一平:「マイナス内包」としての性自認の構成 『情況』2024冬号 大変に面白い優れた哲学論文。ただし、植村はその主張内容は誤っていると思うので、その部分のみを「反論」として以下に箇条書きにする。(引用数字は『情況』の頁数) (1) 「「性自認」が哲学的困難を孕むのは、それが本質的に「心身問題」だからである。・・決定的役割を、心=魂が同時に身体性をも有しているという、この驚異の事実が演じている。・・・超越論的統覚でもある「脳」だけが、マイナス内包としてジェンダーを超越論的に構成する異能をもつ。」87 最初の「心身問題だから」、という部分は正しい。しかし「心=魂が同時に身体性をも有し…
まずはChat GPTさんの答えから… ロシアの選挙制度とプーチン大統領が長期にわたって権力を保持している理由についての情報を提供します。 ロシア連邦の政治体制は、大統領を国家元首とする半大統領制です。大統領は国民の直接選挙によって選出され、任期は6年です。ロシアの大統領は、連続して2期までしか務められないという制限がありました。しかし、2020年にロシアでは憲法改正が行われ、ウラジーミル・プーチン大統領にさらなる任期を可能にする変更が加えられました。 憲法改正の主な内容は、大統領の任期に関するもので、プーチン大統領の以前の任期をリセットし、彼が2024年と2030年の選挙に再び立候補できるよ…